コンピュータ・デバイス・Web サイトに対して最低1つのバックアップ計画が適用されている場合、そのコンピュータ・デバイス・Web サイトは保護済みとして見なされます。モバイルデバイスは、最初のバックアップが行われてから保護済みとなります。Microsoft 365 シートは、そのユーザーのメールボックスまたは OneDrive に対して最低1つのバックアップ計画が適用されている場合に保護済みとして認識されます。クラウドストレージクォータの追加容量を超過したとき、バックアップは失敗するようになります。デバイス数の追加容量を超過していると、ユーザーは他のデバイスに対してバックアップ計画を適用できなくなります。
クラウドストレージ
エンドユーザーが使用できるクラウドストレージは、ストレージクォータおよび追加容量という二つの項目によって指定されます。
ストレージクォータは、EUC または EUC 内のアカウントに対して、バックアップ保存用に提供される容量のことです。この値を超過すると、グループ管理者およびその親グループの管理者には電子メール通知が届きます。クラウドバックアップは、追加容量の上限に達するまでに続きます。
追加容量は、EUC または EUC 内のアカウントに対して、バックアップ保存用に提供される追加容量のことです。その追加容量を消費している間に、エンドユーザーにストレージクォータの超過を知らせたり、支払いを調整したり、ストレージクォータを増やしたりできます。追加容量の上限に達すると、グループ管理者およびその親グループの管理者には電子メール通知が届きます(1日1回)。追加容量を超過している最初のクラウドバックアップが失敗します。
ストレージクォータあるいは追加容量のクォータの指定あるいは変更を行う際は、この記事をご参照ください。
ローカルストレージ
バージョン 7.7 より、エンドユーザーが利用できるローカルストレージはストレージクォータによって定められます。ローカルストレージには、以下のバックアップ先が含められます:
- ローカルフォルダ
- ネットワークフォルダ
- NFS フォルダ
- セキュアゾーン
ストレージクォータは、EUC または EUC 内のアカウントに対して、バックアップ保存用に提供される容量のことです。この値を超過すると、グループ管理者およびその親グループの管理者には電子メール通知が届きます。デフォルトでは、存在しているすべての顧客およびサブパートナーの「ローカルバックアップ」クォータは制限なしとなっています。ローカルストレージの使用量の計算仕方に関する詳細は、この記事をご参照ください。
現在は、ローカルバックアップ用の追加容量は制限なしとなっています。バックアップは続きます。
この記事の説明に従って、クォータの調整あるいは無効化ができます。
デバイス
保護できるデバイスの数は、物理ワークステーション、物理サーバー、仮想コンピュータ、モバイルデバイス、Web ホスティングサーバー、Web サイト用のクォータおよび追加容量によって定められます。クォータを超過すると、通知が送信されます。追加容量を超過してからは、エンドユーザーは対象のタイプに属している他のコンピュータを保護できなくなります。クォータが「0」に指定されている場合、エンドユーザーはこのタイプのコンピュータ用のインストールパッケージをダウンロードできず、そうしたコンピュータの保護もできません。
コンピュータ用のクォータあるいは追加容量の指定や変更の手順は、この記事をご参照ください。
仮想コンピュータのクォータの使用に関する詳細は、この記事をご参照ください。
SQL バックアップに関する詳細は、この記事をご参照ください。
クラウドデータソース
Microsoft Teams:(チームのメンバー数に拘わらず)チームに対して保護計画が適用されると、1つの Team クォータが消費されます。なお、メールボックスあるいは OneDrive をバックアップするためにシート(ユーザー)に対して保護計画が適用されると、1つの Seat クオータが消費されます。
詳細については、こちらをご参照ください。