事象
Acronis バックアップエージェントのインストールに成功しましたが、その登録には失敗し、対象のコンピュータは Cyber Protection コンソールに表示されません。
あるいは、エージェントのコンピュータを別のバックアップ アカウントに登録し直す必要があります。
ソリューション
手動でバックアップ エージェントを登録するために、以下の手順を使用してください。
お使いのパスワードに特殊記号または空白が含まれている場合は、引用符を使用してください。
以下の手順は、Acronis Cyber Protect Cloud 7.8 およびそれ以降のバージョンに適用できます。この製品のより古いバージョンを使用する場合は、こちらをクリックしてください。
Windows オペレーティングシステム
- コマンドプロンプトを開き、C:\Program Files\BackupClient\RegisterAgentTool に移動します:
cd "%ProgramFiles%\BackupClient\RegisterAgentTool" - アカウントとパスワードを使ってエージェントのコンピュータを登録するために、次のコマンドを実行します:
register_agent.exe -o register -t cloud -a https://cloud.acronis.com -u <アカウント> -p <パスワード>
上記のコマンドを実行する際、<アカウント> および <パスワード> はバックアップ ユーザーのアカウントの認証情報に変えてください。パスワードに特殊記号が含まれている場合、こちらの手順 に従ってください。
あるいは、以下のコマンドを実行すると、登録トークンを使ってエージェントのコンピュータを登録できます:
"C:\Program Files\BackupClient\RegisterAgentTool\register_agent.exe" -a <使用するデータセンター> --token <トークン> -o register -t cloud上記のコマンドの <使用するデータセンター> は Cyber Protection コンソールにログインしたときにブラウザで表示されるデータセンターのアドレスに変えてください(たとえば、https://au1-cloud.acronis.com)。
Linux オペレーティングシステム
- root ユーザーとしてターミナルを開きます。
-
アカウントとパスワードを使ってエージェントを登録するために、次のコマンドを実行します:
/usr/lib/Acronis/RegisterAgentTool/RegisterAgent -o register -t cloud -a https://cloud.acronis.com -u <アカウント> -p <パスワード>上記のコマンドを実行する際、<アカウント> および <パスワード> はバックアップ ユーザーのアカウントの認証情報に変えてください。パスワードに特殊記号が含まれている場合、こちらの手順 に従ってください。
あるいは、以下のコマンドを実行すると、登録トークンを使ってエージェントのコンピュータを登録できます:
/usr/lib/Acronis/RegisterAgentTool/RegisterAgent -o register -t cloud -a <使用するデータセンター> --token <トークン>上記のコマンドの <使用するデータセンター> は Cyber Protection コンソールにログインしたときにブラウザで表示されるデータセンターのアドレスに変えてください(たとえば、https://au1-cloud.acronis.com)。
OS X
- ターミナルを開きます。
-
アカウントとパスワードを使ってエージェントのコンピュータを登録するために、次のコマンドを実行します:
sudo "/Library/Application Support/BackupClient/Acronis/RegisterAgentTool/RegisterAgent" -o register -t cloud -a https://cloud.acronis.com -u <アカウント> -p <パスワード>上記のコマンドを実行する際、<アカウント> および <パスワード> はバックアップ ユーザーのアカウントの認証情報に変えてください。パスワードに特殊記号が含まれている場合、こちらの手順 に従ってください。
あるいは、以下のコマンドを実行すると、登録トークンを使ってエージェントのコンピュータを登録できます:
sudo "/Library/Application Support/BackupClient/Acronis/RegisterAgentTool/RegisterAgent" -o register -t cloud -a <使用するデータセンター> --token <トークン>上記のコマンドの <使用するデータセンター> は Cyber Protection コンソールにログインしたときにブラウザで表示されるデータセンターのアドレスに変えてください(たとえば、https://au1-cloud.acronis.com)。
トラブルシューティング
使用するパスワードに特殊記号が含まれており、正しい認証情報を提供しているのに以下のエラーが表示される場合、この手順に従ってください:
- 対象のパスワードを BASE64 でエンコードします: https://www.base64encode.org/
- -b または --base64 というパラメータを使って、エンコードしたパスワードを指定します。Windows エージェントの場合、以下の形になります:
register_agent.exe -o register -t cloud -a https://cloud.acronis.com -u <アカウント> -b -p <エンコードしたパスワード>
現在のバックアップ アカウントから別のバックアップ アカウントにエージェントを登録し直そうとして失敗する場合は、まずは対象のエージェントの登録を解除してみてください:
- コマンドプロンプトを開き、C:\Program Files\BackupClient\RegisterAgentTool に移動します:
cd "%ProgramFiles%\BackupClient\RegisterAgentTool" - エージェントのコンピュータの登録を解除するために、次のコマンドを実行します:
register_agent.exe -o unregister