サポートされるカーネルのバージョン
CentOS 6.10 およびそれ以降(64ビット)
サポート対象 | サポート対象外 |
2.6.32-754.el6.x86_64 | ----- |
CentOS 7.8(64ビット)
サポート対象 | サポート対象外 |
3.10.0-1127.el7.x86_64 3.10.0-1127.8.2.el7.x86_64 3.10.0-1127.10.1.el7.x86_64 3.10.0-1127.13.1.el7.x86_64 3.10.0-1127.18.2.el7.x86_64 3.10.0-1127.19.1.el7.x86_64 |
----- |
CentOS 7.9(64ビット)
サポート対象 | サポート対象外 |
3.10.0-1160.2.1.el7.x86_64 3.10.0-1160.2.2.el7.x86_64 3.10.0-1160.6.1.el7.x86_64 3.10.0-1160.el7.x86_64 |
----- |
Cloud Linux 6.10 およびそれ以降(64ビット)
サポート対象 | サポート対象外 |
2.6.32-954.3.5.lve1.4.63.el6.x86_64 | 2.6.32-673.26.1.lve1.4.24.el6.x86_64 |
Cloud Linux 7.8 およびそれ以降(64ビット)
サポート対象 | サポート対象外 |
3.10.0-962.3.2.lve1.5.33.el7.x86_64 | 3.10.0-714.10.2.lve1.5.17.el7.x86_64 3.10.0-962.3.2.lve1.5.26.2.el7.x86_64 3.10.0-962.3.2.lve1.5.32.el7.x86_64 |
Cloud Linux 7.9 およびそれ以降(64ビット)
サポート対象 | サポート対象外 |
3.10.0-962.3.2.lve1.5.39.el7.x86_64 | 3.10.0-714.10.2.lve1.5.17.el7.x86_64 3.10.0-962.3.2.lve1.5.26.2.el7.x86_64 3.10.0-962.3.2.lve1.5.32.el7.x86_64 |
Ubuntu 16.04.7 およびそれ以降(LTS 64ビット)
依存項目のある Linux カーネルを更新する方法
CentOS
- アップデートする $KERNEL_VERSION を選択します。
- 「yum install kernel-$KERNEL_VERSION」を実行します。
- 「yum install kernel-devel-$KERNEL_VERSION」を実行します。
- /lib/modules/$KERNEL_VERSION および /usr/src/kernels/$KERNEL_VERSION が存在していることを確認します。
- $KERNEL_VERSION で再起動します。
CloudLinux
- /etc/yum.repos.d/cloudlinux.repo で各リポジトリが有効になっていることを確認します。
- アップデートする $KERNEL_VERSION を選択します。
- 「yum install kernel-$KERNEL_VERSION」を実行します。
- 「yum install kernel-devel-$KERNEL_VERSION」を実行します。
- /lib/modules/$KERNEL_VERSION および /usr/src/kernels/$KERNEL_VERSION が存在していることを確認します。
- $KERNEL_VERSION で再起動します。
トラブルシューティング
「No package kernel-devel-<version>.x86_64 available. Error: Nothing to do」というエラーが表示され、yum install に失敗する場合は、この kernel-devel は updates-testing に入っている可能性があります。yum install を実行する際、--enablerepo=cloudlinux-updates-testing を使用するか、/etc/yum.repos.d/cloudlinux.repo で「cloudlinux-updates-testing」を有効にしてください。
Ubuntu
- アップデートする $KERNEL_VERSION を選択します。
- 「apt-get install linux-image-$KERNEL_VERSION」を実行します。
- 「apt-get install linux-headers-$KERNEL_VERSION」を実行します。
- /lib/modules/$KERNEL_VERSION および /usr/src/linux-headers-$KERNEL_VERSION が存在していることを確認します。
- $KERNEL_VERSION で再起動します。
file_protector を手動でインストールする方法
1. 準備
- 現在のカーネルのカーネルソースをインストールします:
- CentOS、CloudLinux の場合:
# yum install kernel-devel-$(uname -r)
- Debian、Ubuntu の場合:
# apt install linux-headers-$(uname -r)
- CentOS、CloudLinux の場合:
- バックアップ エージェントのインストーラーを実行して、file_protector モジュールのソースをインストールします。
- 必要なツール(gcc、make、dkms)をインストールします。
2. モジュールの作成およびインストール
通常、file_protector カーネルモジュールを作成してインストールするために、以下のように dkms コマンドを使用できます:
# dkms build -m file_protector -v <モジュールバージョン> \
--config <構成ファイル> --arch <カーネルアーキテクチャ> \
--kernelsourcedir <カーネルソースへのパス>
# dkms install -m file_protector -v <モジュールバージョン>
上記のコマンドを実行する際、以下にご注意ください:
- <モジュールバージョン> は、file_protector モジュールのバージョンに変えてください。以下のコマンドを実行して、バージョンを調べることができます:
# ls /usr/src | grep file_protector
たとえば、ディレクトリの名前は file_protector-1.1-1484 の場合、<モジュールバージョン> の値は 1.1-1484 になります。 - <構成ファイル> は、使用するカーネルの構成ファイルのファイル名に変えてください。通常、このファイルは /boot ディレクトリにあります。その完全なファイル名を指定してください(たとえば、/boot/config-2.6.32-573.26.1.el6.x86_64)。
- <カーネルアーキテクチャ> は、使用するカーネルのアーキテクチャの種類に変えてください(たとえば、x86_64 など)。以下のコマンドを実行して、<カーネルアーキテクチャ> の値を調べることができます:
- RPM ベースのディストリビューションの場合:
# rpm -q --queryformat "%{ARCH}\n" kernel
- RPM ベースではないディストリビューション(Ubuntu など)の場合:
# uname -m
- RPM ベースのディストリビューションの場合:
- <カーネルソースへのパス> は、カーネルソースへのパスに変えてください(たとえば、/usr/src/kernels/2.6.32-573.26.1.el6.x86_64 )。
dkms ユーティリティの使い方に関する詳細は、dkms の man ページをご参照ください。
インストール後に、以下のコマンドを実行して、file_protector の状態をチェックできます:
# dkms status
3. モジュールの読み込み
file_protector モジュールをインストールした後、以下のコマンドを実行して、このモジュールをロードできます:
# modprobe file_protector