68370: Active Protection for Linux: サポートされるカーネルのバージョン

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次の製品に該当します: 

Last update: 24-03-2021

サポートされるカーネルのバージョン

CentOS 6.10 およびそれ以降(64ビット)

サポート対象 サポート対象外
2.6.32-754.el6.x86_64 -----

CentOS 7.8(64ビット)

サポート対象 サポート対象外
3.10.0-1127.el7.x86_64    
3.10.0-1127.8.2.el7.x86_64
3.10.0-1127.10.1.el7.x86_64
3.10.0-1127.13.1.el7.x86_64
3.10.0-1127.18.2.el7.x86_64
3.10.0-1127.19.1.el7.x86_64
-----

CentOS 7.9(64ビット)

サポート対象 サポート対象外
3.10.0-1160.2.1.el7.x86_64
3.10.0-1160.2.2.el7.x86_64
3.10.0-1160.6.1.el7.x86_64
3.10.0-1160.el7.x86_64
-----

Cloud Linux 6.10 およびそれ以降(64ビット)

サポート対象 サポート対象外
2.6.32-954.3.5.lve1.4.63.el6.x86_64 2.6.32-673.26.1.lve1.4.24.el6.x86_64

Cloud Linux 7.8 およびそれ以降(64ビット)

サポート対象 サポート対象外
3.10.0-962.3.2.lve1.5.33.el7.x86_64 3.10.0-714.10.2.lve1.5.17.el7.x86_64
3.10.0-962.3.2.lve1.5.26.2.el7.x86_64
3.10.0-962.3.2.lve1.5.32.el7.x86_64

Cloud Linux 7.9 およびそれ以降(64ビット)

サポート対象 サポート対象外
3.10.0-962.3.2.lve1.5.39.el7.x86_64 3.10.0-714.10.2.lve1.5.17.el7.x86_64
3.10.0-962.3.2.lve1.5.26.2.el7.x86_64
3.10.0-962.3.2.lve1.5.32.el7.x86_64

Ubuntu 16.04.7 およびそれ以降(LTS 64ビット)

依存項目のある Linux カーネルを更新する方法

CentOS

  1. アップデートする $KERNEL_VERSION を選択します。
  2. yum install kernel-$KERNEL_VERSION」を実行します。
  3. yum install kernel-devel-$KERNEL_VERSION」を実行します。
  4. /lib/modules/$KERNEL_VERSION および /usr/src/kernels/$KERNEL_VERSION が存在していることを確認します。
  5.  $KERNEL_VERSION で再起動します。

CloudLinux

  1. /etc/yum.repos.d/cloudlinux.repo で各リポジトリが有効になっていることを確認します。
  2. アップデートする $KERNEL_VERSION を選択します。
  3. yum install kernel-$KERNEL_VERSION」を実行します。
  4. yum install kernel-devel-$KERNEL_VERSION」を実行します。
  5. /lib/modules/$KERNEL_VERSION および /usr/src/kernels/$KERNEL_VERSION が存在していることを確認します。
  6. $KERNEL_VERSION で再起動します。

トラブルシューティング

「No package kernel-devel-<version>.x86_64 available. Error: Nothing to do」というエラーが表示され、yum install に失敗する場合は、この kernel-devel は updates-testing に入っている可能性があります。yum install を実行する際、--enablerepo=cloudlinux-updates-testing を使用するか、/etc/yum.repos.d/cloudlinux.repo で「cloudlinux-updates-testing」を有効にしてください。

Ubuntu

  1. アップデートする $KERNEL_VERSION を選択します。
  2. apt-get install linux-image-$KERNEL_VERSION」を実行します。
  3. apt-get install linux-headers-$KERNEL_VERSION」を実行します。
  4. /lib/modules/$KERNEL_VERSION および /usr/src/linux-headers-$KERNEL_VERSION が存在していることを確認します。
  5. $KERNEL_VERSION で再起動します。

file_protector を手動でインストールする方法

1. 準備

  1. 現在のカーネルのカーネルソースをインストールします:
    1. CentOS、CloudLinux の場合: 
      # yum install kernel-devel-$(uname -r)
    2. Debian、Ubuntu の場合:
      # apt install linux-headers-$(uname -r)
  2. バックアップ エージェントのインストーラーを実行して、file_protector モジュールのソースをインストールします。
  3. 必要なツール(gcc、make、dkms)をインストールします。

2. モジュールの作成およびインストール

通常、file_protector カーネルモジュールを作成してインストールするために、以下のように dkms コマンドを使用できます:

# dkms build -m file_protector -v <モジュールバージョン> \
   --config <構成ファイル> --arch <カーネルアーキテクチャ> \
   --kernelsourcedir <カーネルソースへのパス>
# dkms install -m file_protector -v <モジュールバージョン>

上記のコマンドを実行する際、以下にご注意ください:

  1. <モジュールバージョン> は、file_protector モジュールのバージョンに変えてください。以下のコマンドを実行して、バージョンを調べることができます:
    # ls /usr/src | grep file_protector 
    たとえば、ディレクトリの名前は file_protector-1.1-1484 の場合、<モジュールバージョン> の値は 1.1-1484 になります。
  2. <構成ファイル> は、使用するカーネルの構成ファイルのファイル名に変えてください。通常、このファイルは /boot ディレクトリにあります。その完全なファイル名を指定してください(たとえば、/boot/config-2.6.32-573.26.1.el6.x86_64)。
  3. <カーネルアーキテクチャ> は、使用するカーネルのアーキテクチャの種類に変えてください(たとえば、x86_64 など)。以下のコマンドを実行して、<カーネルアーキテクチャ> の値を調べることができます: 
    1. RPM ベースのディストリビューションの場合:
      # rpm -q --queryformat "%{ARCH}\n" kernel
    2. RPM ベースではないディストリビューション(Ubuntu など)の場合:
      # uname -m
  4. <カーネルソースへのパス> は、カーネルソースへのパスに変えてください(たとえば、/usr/src/kernels/2.6.32-573.26.1.el6.x86_64 )。

dkms ユーティリティの使い方に関する詳細は、dkms の man ページをご参照ください。

インストール後に、以下のコマンドを実行して、file_protector の状態をチェックできます:

# dkms status

3. モジュールの読み込み

file_protector モジュールをインストールした後、以下のコマンドを実行して、このモジュールをロードできます:

# modprobe file_protector