Acronis Managed Machine Service サービスのユーザーは、以下の権限を付与されている必要があります:
- 「バックアップオペレーター」および「管理者」グループに入っている必要があります。また、ドメインコントローラでは、このユーザーは「Domain Admins」グループに入っている必要があります。
- %PROGRAMDATA%\Acronis(Windows XP および Server 2003 では、%ALLUSERSPROFILE%\Application Data\Acronis)というフォルダおよびそのすべてのサブフォルダに対して、「フルコントロール」権限を付与されている必要があります。
- 以下のユーザー権限を付与されている必要があります:
- 「サービスとしてログオン」
- 「プロセスのメモリ クォータの増加」
- 「プロセスレベルトークンの置き換え」
- 「ファームウェアの環境値の修正」
インストール時に、既存のユーザーを指定するか新しいユーザーを作成できます。指定したユーザーはインストール時に必要な権限を付与されます。(例えば、後でユーザーを変える場合など)手動で必要な権限を付与する必要がある場合は、こちらの手順に従ってください。
追加情報
対象のコンピュータにおける必要な権限の有無を確認するには、以下の方法のどちらかを使用してください:
Acronis システム情報のレポートを使って
- Acronis システム情報を収集し、そのアーカイブを開きます。
- msinfo32report.nfo で Acronis Managed Machine Service のユーザーを探します:
- rights_assign.txt を開き、[Privilege Rights] セクションに移動します。ここでは、Acronis Managed Machine Service のユーザーが必要な権限を付与されているかどうか確認できます。そのユーザーが次の一覧に入っているかどうかチェックしてください:
- 「プロセスのメモリ クォータの増加」に対応する一覧: SeIncreaseQuotaPrivilege
- 「プロセスレベルトークンの置き換え」に対応する一覧: SeAssignPrimaryTokenPrivilege
- 「サービスとしてログオン」に対応する一覧: SeServiceLogonRight
- 「ファームウェアの環境値の修正」に対応する一覧: SeSystemEnvironmentPrivilege
専用ツールを使って
- detectprivileges.zip をダウンロードし、解凍します。
- 権限の有無を確認したいコンピュータで、Acronis Managed Machine Service サービスに使用しているユーザーでログインします。あるいは、[ファイル名を指定して実行] 機能を使って、このユーザーとしてコマンドプロンプトを起動します。
- コマンドプロンプトを起動し、上記のツールを保存したフォルダに移動します。Detect Privileges ツールを実行し、その出力をファイルに保存します。例えば:
DetectPrivileges.exe > report.txt - 作成されたレポートをチェックし、必要に応じてユーザーの権限を調整します。