65176: Acronis Cyber Protect Cloud, Acronis Cyber Backup:「Windows エラー: (0x800705B4) タイムアウト期間が経過したため、この操作は終了しました」というエラーが表示され、バックアップに失敗する場合

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Last update: 18-11-2022

事象

以下のエラーのいずれかが表示され、アクティビティに失敗します:

「Windows エラー: (0x800705B4) タイムアウト期間が経過したため、この操作は終了しました。」

あるいは

「オペレーティングシステムのエラー : タイムアウト期間が経過したため、この操作は終了しました。」

原因

1) オペレーティングシステムが Windows Server 2012 R2 または Windows Server 2016 の場合、Microsoft Windows の既知の問題によるエラーの可能性があります。詳細については、「トラブルシューティング」セクションをご参照ください。

2) バックアップの開始時間にこのコンピュータの負荷が高い場合、この問題が発生することがあります。

VSS ライタは、アプリケーションのデータがシャドウコピーを作成できる状態にあることを確認するために実行されるアプリケーション固有のソフトウェアです。Windows OS には VSS ライタのセットが含まれており、VSS を認識するアプリケーションは自分用の VSS ライタをコンピュータにインストールします。バックアップの開始時間にコンピュータの負荷が高い場合は、VSS ライタは予想される時間に応答せず、タイムアウト期間が経過してしまうことがあります。この条件の下で作成されたバックアップは復元不可能になることがあります。そのため、Acronis ソフトウェアはこのバックアップを中止し、このエラーメッセージを表示します。

VSS ライタのタイムアウト問題は、Acronis エージェントがスナップショットの作成を待っているときに発生します。VSS ライタのデフォルトのタイムアウト値は60秒です。ボリュームを開いたりフラッシュしたりするのに時間がかかる場合は、特にディスクのロードが高ければ、60秒後にライタが失敗し、スナップショットが中止されます。

トラブルシューティング

Acronis Cyber Backup 12.5 アップデート 4(ビルド 12730)および Acronis Cyber Protect Cloud 7.9(ビルド 12960)以降では、VSS リクエストの処理を改善するために、新しいパフォーマンス メカニズムが導入されています。最新ビルドにアップデートし、もう一度バックアップを実行してみてください。 

何らかの理由でアップデートができない場合、あるいは、製品をアップデートしても問題が解決しなかった場合は、以下のトラブルシューティング手順に従ってください(手順はご使用のオペレーティングシステムによります):

問題が発生するシステムは Windows Server 2012 R2 または Windows Server 2016 の場合、まずは以下の手順に従って既知の問題ではないか確認してください:

システムが Windows Server 2012 R2 または Windows Server 2016 ではない場合、あるいは、上記のソリューションを適用できない場合、VSS 操作のタイムアウト間隔を延長するか、ディスクのロードがより低い時間に開始されるようにバックアップのスケジュールを調整してください。

VSS 操作のタイムアウト間隔を延長する

  1. Windows レジストリエディターを開きます([スタート] -> 検索 -> regedit.exe と入力 -> Enter キー)。
  2. 次のキーに移動します: HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Acronis
  3. その中に、SnapAPI というキーを探します。なかった場合は、作成します。
  4. SnapAPI キーの中に DWORD(32 ビット) 値を作成します。その値の名前を VssOperationTimeout にします。
  5. その値を [10進数] にし、値のデータは 3600 にします(1時間相当)。

あるいは、その代わりに Powershell コマンドも使用できます:

New-Item -Path "HKLM:\SOFTWARE\Acronis" -Name SnapAPI
このパスがすでに存在する場合、このコマンドが失敗する可能性があります。次に進んでください。

New-ItemProperty -Path "HKLM:\SOFTWARE\Acronis\SnapAPI" -Name "VssOperationTimeout" -Value "3600" -PropertyType "DWORD"
上記の Value の値を変更することでスナップショット間隔を調整できます。

ロードが低い時間にバックアップを開始する

VSS スナップショット作成のリクエストに適切な時間を調べるために、以下のスキームに従うことを推奨しています:

  • 問題が発生するバックアップ計画で [タスク失敗時の処理] オプションを有効にし、試行間隔は40~50分間、試行回数は20回にします。
  • バックアップを開始します。スナップショットの作成に成功するまでノンストップ モードで実行されます。
  • スナップショットの作成に成功した時刻をメモします。今後スナップショットのタイムアウトに関する問題を避けるために、バックアップの開始をこの時刻にスケジュールします。

また、各ディスクの現在の I\O のロードをチェックし、スナップショット操作に適切な時間を特定するために、Perfmon ユーティリティを使うこともできます。

I\O のロードが低めの時間にバックアップのスケジュールを調整しても問題が解決しなかった場合は、以下のトラブルシューティング オプションを検討してください:

1) 問題が発生するエージェントのコンピュータで VSS の問題のトラブルシューティングを行うために、VSS Doctor をダウンロードします。

2) Windows Server 2008、2008R2、2012、2012R2、2016 の場合は、Diskshadow ツールを使ってスナップショットを作成します。VSS サービスのコンポーネントの動作をチェックするためです。問題が発生する OS がワークステーション OS の場合は、このステップをスキップしてください。

一つまたは複数のライターでエラーが表示された場合、あるいは、Diskshadow でスナップショットを作成してみたときに「Number of shadow copies listed: x」という行が表示されなかった場合は、Acronis ソフトウェアで VSS バックアップを使用する前に、そのライターのトラブルシューティングを行い、正しく動作していることを確認してください。Acronis Cyber Backup はバックアップ操作を実行する際に VSS を頼りにしています。スナップショットの作成に成功するために、VSS の各ライターが正常に動作している必要があります。

上記のすべてのステップを実行しても問題が解決しなかった場合は、以下の情報を収集し、Acronis カスタマーセンターへお問い合わせください:

  1. VSS Doctor のレポート
  2. Diskshadow を使ったバックアップの結果(スクリーンショットまたはファイルへの出力)
  3. 問題が発生するエージェントのコンピュータからの Acronis システム情報:

追加情報

Acronis Cyber Backup 12.5 を使用する場合、回避策として、ブータブルメディアを使ってバックアップを作成できます。シャットダウンされているシステムのバックアップはデフォルトでアプリケーションの整合性を保ちます。詳細については、この記事をご参照ください。

(!) Acronis Cyber Backup Cloud では、ブータブルメディアを使ってバックアップを行うことはできません。

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