65112: Acronis Cyber Backup 12.5: ドメインコントローラーをバックアップする方法

次の言語でも参照できます:

use Google Translate

次の製品に該当します: 

Last update: 25-06-2020

Active Directory 用のアプリケーション認識型バックアップを使用してください。

はじめに

Acronis Cyber Backup 12.5 では、Active Directory 用のアプリケーション認識型バックアップがサポートされます。これは、アプリケーションのメタデータも収集するディスクレベルのバックアップです。メタデータがあると、ディスク全体またはボリューム全体を復元しなくても、アプリケーションのデータを参照したり復元したりできます。一方で、ディスク全体またはボリューム全体を復元することもできます。つまり、一つのソリューション、一つのバックアップ計画を、災害復旧およびデータ保護という二つの目的で使用できます。

前提条件

1) Active Directory 用のアプリケーション認識型バックアップを実行するために、以下のライセンスのどちらかが必要になります:

  • Acronis Cyber Backup 12.5 Server
  • Acronis Cyber Backup 12.5 Windows Server Essentials
  • Acronis Cyber Backup 12.5 Virtual Host
  • Acronis Cyber Backup 12.5 Advanced Server
  • Acronis Cyber Backup 12.5 Advanced Virtual Host
  • Acronis Cyber Backup 12.5 Advanced Universal License

(!) アプリケーションがサーバーではないシステムにインストールされている場合でも、Workstation および Advanced Workstation のライセンスでは、アプリケーション認識型バックアップが使用できません。

2) 物理コンピュータには、エージェント for Active Directory がインストールされている必要があります。

3) Active Directory VSS ライターが有効になっていることを確認してください。

4) アプリケーションがエージェント for VMware によってバックアップされている仮想コンピュータ上で実行されている場合、以下のすべての条件を満たしてください:

  • バクアップされている仮想コンピュータはアプリケーションの統合性を保つ静止(application-consistent quiescing)の前提条件を満たす必要があります。条件はVMware ナレッジベースのこの記事をご参照ください。
  • 仮想コンピュータ上には、VMware Tools がインストールされ、最新の状態である必要があります。
  • 仮想コンピュータ上には、ユーザーアカウント制御(UAC)が無効になっている必要があります。ユーザーアカウント制御を無効にしたくない場合は、アプリケーションバックアップを有効にするとき、必ずビルトインのドメイン管理者(DOMAIN\Administrator)の認証情報を入力してください。

ソリューション

バックアップ

物理コンピュータをバックアップする場合、バックアップ計画を以下のように設定してください:

  • バックアップの対象: コンピュータ全体

    コンピュータ全体をバックアップするとバックアップの大きなサイズが気になる場合は、[バックアップオプション] にあるファイルフィルタを使って、データの一部を除外できます。

  • アプリケーションバックアップ: Microsoft Active Directory のアプリケーションバックアップを有効にします。アプリケーションバックアップを有効にする際、Active Directory にアクセスするための認証情報の入力を求められます。そのとき、必ずドメイン管理者のアカウントの認証情報を使ってください。
  • [バックアップオプション] でボリュームシャドウコピーサービス(VSS)というオプションが有効になっていることを確認します。
  • ご自分のニーズに応じて、バックアップ先、スケジュールや他のパラメータを調整してください。

ESXi 仮想コンピュータをバックアップする場合、バックアップ計画を以下のように設定してください:

  • バックアップの対象: コンピュータ全体
  • アプリケーションバックアップ: Microsoft Active Directory のアプリケーションバックアップを有効にします。アプリケーションバックアップを有効にする際、Active Directory にアクセスするための認証情報の入力を求められます。そのとき、必ずドメイン管理者のアカウントの認証情報を使ってください。
  • [バックアップオプション] で仮想コンピュータのボリュームシャドウコピーサービス(VSS)というオプションが有効になっていることを確認します。
  • ご自分のニーズに応じて、バックアップ先、スケジュールや他のパラメータを調整してください。

復元

アプリケーション認識型バックアップによって保護されるドメインコントローラーを復元するためには、Web インターフェイスまたはブータブルメディアを使って、コンピュータ全体を復元してください。あるいは、物理コンピュータを仮想コンピュータとして復元するか、Universal Restore を使って異なるハードウェアに復元できます。

ドメインに複数のドメインコントローラーがあり、その中のいずれかを復元する場合、権限のない復元が実行され、USNロールバックが復元後に発生しません。

タグ: