事象
以下のエラーが表示され、バックアップまたは他の操作(レプリケーション、復元など)に失敗します:
「アーカイブが無効か、その種類がサポートされていません。」
原因
場合によって、このエラーが表示される原因が異なります。通常、メタデータが見つからない(あるいは破損されている)か、バックアップアーカイブ自体が破損されています。
ソリューション
まずは、アーカイブのメタデータが見つからない、あるいは破損されているということはないかチェックします。ソリューションは、使用するバックアップ形式によります:
最初のスライスまたは xml メタファイルがストレージに入っているが、バックアップが同じエラーメッセージで失敗し続ける場合は、アーカイブをベリファイしてください。
バージョン11およびバージョン12バックアップ形式の両方で以下のことを実行してください:
アーカイブをベリファイしてください。手順は、製品資料をご参照ください。
ベリファイの結果、アーカイブが破損していることが分かった場合、破損の原因を調べるために以下のステップを実行してください:
トラブルシューティング
- エージェントおよび(使用されている場合)Acronis ストレージノードのコンピュータでメモリをテストします。Testing Computer Memory をご参照ください。memtest ユーティリティで RAM のエラーが検出された場合、バックアップの破損の原因はハードウェアの問題にあり、問題を解決するために RAM を置き換える必要があります。
- memtest ユーティリティで RAM のエラーが何も検出されず、バックアップが内部ディスクに保存されていない場合、同じバックアップおよび同じ操作を内部ディスクで再度実行してみて、問題が再現するかどうかチェックします。内部ディスクへのバックアップには成功する場合は、データが外部の場所への移行中に破損するということが分かります。バックアップ先によって、破損の原因としてネットワーク問題、バックアップ先のディスクのエラー、古いドライバなどが考えられます。
- バックアップを内部ドライブに保存する場合でもエラーが再現する場合、この問題は詳しく調べる必要があります。以下の診断情報を収集し、Acronis カスタマーセンターへお問い合わせください。
バックアップが破損している場合のトラブルシューティング もご参照ください。
情報収集
問題の原因がメタデータの破損ではなく、ベリファイもエラーなしで完了するのに、問題が解決しない場合は、以下の診断情報を収集し、Acronis カスタマーセンターへお問い合わせください。お問い合わせの際、この記事を参照したことをお伝えください。
- 問題を再現しているときに、Process Monitor のログを収集します。
- 問題が発生するコンピュータから Acronis システム情報を収集します。