63159: Acronis Backup: Hyper-V スナップショットに関する問題のトラブルシューティング

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    この記事は、エージェント for Hyper-V によって実行される Hyper-V 仮想コンピュータのバックアップ(エージェントレス)についてです。

    概要

    前提条件

    バックアップを実行する前に、以下の前提条件を満たしていることを確認してください:

    1. バックアップの対象となるすべての仮想コンピュータの中に、最新のHyper-V 統合サービスが動作している必要があります。

    2. バックアップ中に仮想コンピュータが「保存済み」状態にならないように、Hyper-V マネージャーの仮想コンピュータの設定で、[統合サービス] -> [バックアップ(ボリューム チェックポイント)] オプションが有効にされている必要があります。

    スナップショット作成

    Hyper-V 2012 R2 またはより前のバージョンの場合: エージェント for Hyper-V は VSS のリクエスターとして行動します。つまり、Hyper-V ホスト上の VSS サービスに、バックアップされている仮想コンピュータの仮想ディスクが保管される Hyper-V ホストボリューム(CSV または SMB3)の VSS スナップショットを作成するリクエストをします。VSS サービスは、ホストボリュームの VSS スナップショット中に、ゲスト OS にインストールされた Hyper-V 統合サービスを経由して、ゲスト OS を静止させるために Hyper-V VSS ライターを使います。バックアップされている仮想コンピュータの仮想ディスクは、作成されたホストボリュームの VSS スナップショットを通してアクセスできます(読み取り操作ができます)。 

    詳細に関しては、Hyper-V 仮想化環境のバックアップの準備に関する Technet の記事(英語)をご参照ください。また、Volume Copy Shadow Service 技術に関する Technet の記事(英語)も併せてご参照ください。

    VSS スナップショットと Hyper-V 仮想コンピュータのスナップショット(チェックポイント)が同じものではないのでご注意ください。後者は、仮想コンピュータのバックアップのためのデータ源として使われません。仮想コンピュータのゲスト OS を静止させるために使われます。

    Hyper-V 2016 またはより新しいバージョンの場合: Windows Hyper-V Server 2016 以降では、Microsoft Resilient Change Tracking (RCT = 回復性の高い変更追跡) という新しい API があります。この API は、仮想コンピュータのデータを仮想コンピュータレベルのスナップショット(チェックポイント)から直接読み取り、キャプチャまたは追跡できます。詳細は、こちらをご参照ください。

    仮想コンピュータのデータのバックアップ

    エージェント for Hyper-V は、作成されたスナップショット(VSS スナップショットまたは仮想コンピュータレベルのスナップショット)にある仮想ディスクからデータを読み取ります。また、仮想コンピュータの構成も読み取ります。それから、データのブロックを .tib(x) ファイルにコピーします。

    推奨される設定

    スナップショット作成で衝突を避けるために、(少なくとも定期的には)物理ホストと仮想コンピュータを同じバックアップ計画内にバックアップしないことを推奨します。 

    既知の問題

    Linux ゲスト OS がインストールされている Hyper-V 仮想コンピュータをバックアップしているとき、「 Cannot create application-consistent snapshot 」という警告が表示される場合があります。この警告は、Hyper-V レベルの運用チェックポイントの作成に失敗したことを意味します。このような場合、Acronis Backup は、何回か(デフォルトでは3回)運用チェックポイントの作成を促してみますが、それで成功しなかった場合は、自動的に非運用チェックポイントにフェールオーバーします(クラッシュコンシステント バックアップになります)。この問題を解決するために、特定の仮想コンピュータの運用チェックポイントの失敗をトラブルシュートする(以下の「トラブルシューティング」セクションの手順に従ってください)、回避策を使ってください。回避策としては、バックアップ計画のオプションに移動し、[仮想コンピュータのボリュームシャドウコピーサービス(VSS)] オプションを無効にします。このオプションを無効にすると、ゲスト OS がクラッシュコンシステント状態でキャプチャされますので、ご注意ください。 

    トラブルシューティング

    すべての前提条件を満たしているのに、スナップショットに関するエラーが表示されバックアップに失敗する場合は、Windows のネイティブなツールではスナップショットを作成できるかどうか確認してください:

    Hyper-V 2012 R2 またはより前のバージョン

    Windows Server バックアップを使用すると仮想コンピュータのバックアップに成功するかどうか確認します。

    Windows Server Backup を使って仮想コンピュータをバックアップするために、Hyper-V サーバーでコマンドプロンプトにこのコマンドを入力してください:

    wbadmin start backup -backuptarget:<バックアップ先>: -hyperv:<仮想コンピュータの名前>

    上記の <バックアップ先> は任意のバックアップ先、<仮想コンピュータの名前> は仮想コンピュータのコンピュータ名に変えます(例えば、wbadmin start backup -backuptarget:\\Server\share: -hyperv:VM01)

    Windows Server バックアップを使ったバックアップに失敗した場合は、Windows Server バックアップの操作の出力および以下に載っている診断情報を収集して、Acronis カスタマーセンターへお問い合わせください。

    Windows Server バックアップではバックアップに成功したが、Acronis Backup では引き続きバックアップに失敗する場合は、以下に載っている診断情報を収集して、Acronis カスタマーセンターへお問い合わせください。

    Hyper-V 2016 またはより新しいバージョン

    この仮想コンピュータの運用チェックポイントを作成できるかどうか確認します。

    Hyper-V マネージャーで対象の仮想コンピュータの設定を開きます。[管理] -> [チェックポイント] に移動し、[チェックポイントを有効にする] を選択します。それから、[運用チェックポイント] も有効にし、[ゲストが運用チェックポイントの作成をサポートしていない場合は、標準チェックっポイントを作成する] の選択を解除します。

    その設定を指定した後、Hyper-V マネージャーを使って、この仮想コンピュータのチェックポイントの作成を試みます。

    チェックポイントの作成に失敗した場合は、問題をトラブルシュートするために、Windows イベント ビューアーで Hyper-V ログを調べます。Acronis Backup は、バックアップ用のデータをキャプチャするために、スナップショット(チェックポイント)の作成を必要としています。

    チェックポイントの作成には成功したが、バックアップには引き続き失敗する場合は、以下の診断情報を収集し、Acronis カスタマーセンターへお問い合わせください。

    情報収集

    1) 問題が発生するサーバーのシステム情報

    • Acronis Backup 12.5: こちらをクリックしてください
    • Acronis Backup Cloud: こちらをクリックしてください

    2) Hyper-V 仮想コンピュータのスナップショットまたはチェックポイントの作成の失敗に関する操作や失敗の情報を含むログ

    Hyper-V サーバーで Windows イベント ビューアーを開きます(Win+R を押すことで [ファイル名を指定して実行] を開き、eventvwr.msc と入力し、[OK] をクリックします)。必要なログは、以下の通りです:

    • [イベント ビューアー] > [アプリケーションとサービス ログ] > [Microsoft] > [Windows] > [Hyper-V worker] -> Admin
    • [イベント ビューアー] > [アプリケーションとサービス ログ] > [Microsoft] > [Windows] > [Hyper-V-VMMS] > Admin + Operational

    上記のログを右クリックし、[すべてのイベントを名前をつけて保存] を選択し、.evtx ファイルとしてログを保存します。

    3) Windows ゲストOS の場合、VSS に関する Windows イベント ログ

    ゲスト OSで Windows イベント ビューアーを開きます(Win+R を押すことで [ファイル名を指定して実行] を開き、eventvwr.msc と入力し、[OK] をクリックします)。必要なログは、以下の通りです:

    • [イベント ビューアー] > [Windows ログ] > Application
    • [イベント ビューアー] > [Windows ログ] > システム

    上記のログを右クリックし、[すべてのイベントを名前をつけて保存] を選択し、.evtx ファイルとしてログを保存します。

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