事象
この問題には、2種類の事象が発生することがあります:
- 外付けディスクまたは内臓ディスクにある exFAT パーティションにバックアップを保存します。
- Linux ベースの Acronis ブータブルメディアまたは(Acronis True Image 2019 で使用可能) Linux ベースの Acronis Survival Kit から起動して、そのバックアップを参照しようとします。
- そのバックアップの入っている exFAT パーティションは表示されますが、ファイルやフォルダの一覧を開くためにバックアップをクリックすると、空として表示されます。
あるいは
- 外付けディスクまたは内臓ディスクにある exFAT パーティションにバックアップを保存します。
- Windows 上でこのバックアップからの復元を開始します。復元過程の一部として、コンピュータが再起動します。
- 再起動の後、以下のようなメッセージが表示され、復元に失敗します:
「バックアップを開くことができませんでした。バックアップの場所がアクセス可能であること、およびすべてのバージョンのバックアップを含むことを確認してください。」
原因
この製品の既知の問題です。Linux ベースのブータブルメディアおよび Linux ベースの Acronis Survival Kit は exFAT パーティションを正常に読み取れません。
ソリューション
使用できる回避方法が二つあります:
WinPE/WinRE ベースのブータブルメディアを作成します:
Acronis レスキューメディアビルダを開きます。メディア作成のモードは、詳細モードを選択します。それから、WinPE ベースのメディアを選択し、WinRE または WinPE ベースのブータブルメディアを作成します。WinRE および WinPE ベースのメディアは、exFAT パーティションを問題なく読み取ることができます。詳細モードに関する詳しい説明は、この記事をご参照ください。
exFAT パーティションを NTFS にフォーマットします:
Windows に起動します。exFAT パーティションからすべてのデータを移動し、このパーティションを NTFS ファイルシステムとしてフォーマットします。それから、すべてのデータを元に戻します。
ファイルを外に移動してまた元に戻す作業をせずに exFAT を NTFS に変換することはできません。ディスクのフォーマットという操作は、対象のディスク パーティションにあるすべてのデータを破壊します。
パーティションを NTFS でフォーマットする際、大きなファイルを扱うときにより良いパフォーマンスを確保するために、アロケーションユニット サイズはできるだけ大きな値を選択することを推奨します。
追加情報
Acronis 開発チームは、製品の将来のバージョンでこの問題を修正できるよう努めております。