LANフリーバックアップの問題をトラブルシュートする際、VMware の vddk ログを収集するよう求められることがあります。
仮想アプライアンス
- アプライアンスのコマンドラインシェルを開くか(アプライアンスの GUI コンソールが開いているときに Ctrl+Shift+F2)、WinSCP を使ってアプライアンスに接続します。
- アプライアンスの /bin/autostart ファイルを編集用に開きます。その際、vi エディタを使用するか、WinSCP でアプライアンスに接続して一般的なテキストエディタを使用します。
- /bin/autostart ファイルの最後の行の前に以下の行を追加します(「grep -q quiet /proc/cmdline && exec $1」という行の上に追加します):
export trace_vix_disk_lib=1
- reboot コマンドを使って、アプライアンスを再起動します。
- 問題を再現させます。
- WinSCP ユーティリティを使用してアプライアンスに接続します。それから、/var/lib/Acronis/vix_disk_lib/ からログを収集します。
- ログを収集した後、必ず変更を元に戻してください。例えば、/bin/autostart ファイルから「export trace_vix_disk_lib=1」という行を消してアプライアンスを再起動します。
Windows エージェント
trace_vix_disk_lib というシステム変数(値は 1)を作成します:
- [マイコンピュータ] を右クリックします。
- [システムの詳細設定] に移動します。
- [詳細設定] タブで [環境変数] を選択します。
- [環境変数] で [新規] をクリックします。
- 変数名は、trace_vix_disk_lib を指定します。
- 値は、1 を指定します。
- Acronis Managed Machine サービスを再起動します。
- バックアップを開始します。
- %ALLUSERSPROFILE%\Acronis\vix_disk_lib に移動します。
- ログをZIP形式に圧縮します。
All-In-One アプライアンス(Acronis Cyber Protect 15、Acronis Cyber Backup 12.5)
- 任意のテキストエディタで /usr/sbin/acronis_mms ファイルを編集用に開きます。そのためには、例えば、WinSCP を使用できます:
- ファイルの始めに、#!/bin/bash line のすぐ下に export trace_vix_disk_lib=1 を追加します:

- Acronis_mms.service を再起動します。そのために、Cockpit インターフェイスを使用できます。Cockpit インターフェイスで [サービス] -> [システムサービス] に移動し、サービスの一覧からこのサービスを選択してから、ドロップダウンメニューで [再起動] をクリックします。
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あるいは、アプライアンスを再起動することもできます。
- 問題を再現させます。
- WinSCP ユーティリティを使用してアプライアンスに接続します。それから、/var/lib/Acronis/vix_disk_lib/ からログを収集します。
- ログを収集した後、必ず変更を元に戻してください。例えば、/usr/sbin/acronis_mms ファイルから「export trace_vix_disk_lib=1」という行を消して、acronis_mms.service を再起動するかアプライアンスを再起動します。
収集したログは、Acronis カスタマーセンター へ提供してください。