59390: Acronis True Image 2017: Acronis Active Protection のトラブルシューティング

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次の製品に該当します: 

    Last update: 20-02-2017

    Acronis Active Protection は、Acronis True Image 2017 New Generation バージョンでご利用いただけます。

    Acronis Active Protection はご使用のコンピュータをランサムウェアから守ります。ランサムウェアとは、ファイルまたはブロックのシステム全体へのアクセスを暗号化し、データへのアクセスを返してほしければランサム(身代金)を要求する悪質なソフトウェアです。Acronis Active Protection は、リアルタイムモードを使って、コンピュータで実行されているプロセスを監視しています。第三者のプロセスがコンピュータのファイルを暗号化しようとしていることを検出したとき、すぐコンピュータのユーザーに知らせ、ファイルの編集を許可するかプロセスをブロックするかという選択肢を提供します。それでもファイルが暗号化されてしまった場合、Acronis True Image 2017 New Generation は以前に作成されたバックアップからこのファイルを復元するオプションを勧めます。

    Acronis Active Protection には、主な目標が2つあります:

    • ランサムウェアの攻撃からお客様のデータを守ること
    • 自衛、つまり、自分のファイル(バックアップ ファイル、アプリケーション ファイル)を変更、削除および破損から守ること 

    トラブルシューティング

    Acronis Active Protection における制限:

    • Active Protection サービスの開始後にプラグインされた外部ドライブを監視しません
    • ドライバ ストレージのサイズは、C: の空き容量の20%までとなります
    • プロセスに有効な電子署名が付いている(埋め込んでいる、または.cabファイルに入っている)場合、このプロセスを監視しません

    Active Protection が開始しません

    問題1: Active Protection のアイコンがトレイに現れません。

    ソリューション:

    1. タスクマネージャーを開きます。開き方が分からない場合、この記事(英語)をご参照ください。
    2. [プロセス] または [詳細] タブでTrueImageMonitor.exe を探します。
    • プロセスのリストに見つからない場合、手動で開始します。そのために、C:\Program Files\Acronis\TrueImageHome\ に移動し、TrueImageMonitor.exeをダブルクリックします:

    • プロセスのリストに表示される場合、システムレポートを収集し、Acronis カスタマーセンターへお問い合わせください。

        

    問題2: Active Protection のアイコンがグレー表示されています。

    ソリューション:

    1. Active Protection のアイコンを右クリックし、Active Protection が有効か無効か確認します。無効の場合、有効にします:
    2. Acronis Active Protection Service が実行されているかどうかチェックします: 
      1. Windows サービスを開きます。そのために、[スタート] -> 検索 に移動し、services.msc と入力し、Enter キーを押します。
      2. それから、Acronis Active Protection Service を探します。 停止されている場合、開始します:
         

      

    問題3: Active Protection が開始しません。

    ソリューション:

    1. Windows レジストリでサービスの構成をチェックします:
      1. まず、Windows レジストリを開きます。 そのために、[スタート] -> 検索 に移動し、regedit.exe と入力し、Enter キーを押します。
      2. HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services に移動します。 
      3. AcronisActiveProtectionService を探します。
      4. このサービスの構成を以下のデフォルト構成と比べます:
    2. Windows レジストリでドライバの構成をチェックします:
      1. まず、Windows レジストリを開きます。 そのために、[スタート] -> 検索 に移動し、regedit.exe と入力し、Enter キーを押します。
      2. HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services に移動します。
      3. file_protector を探します。
      4. このサービスの構成を以下のデフォルト構成と比べます:
    3. このレジストリキーがない場合や構成がデフォルトと異なる場合、Acronis True Image の修復インストールを行います。そのために、インストールファイルをダブルクリックし、[修復] を選択します:

    間違ったアラーム

    Active Protectionが一般的なソフトウェアをランサムウエアとして検出する場合です。

    ソリューション:

    1. 検出警告のウインドウで[信頼する] をクリックします。
    2. 以下の手順に従って、このプロセスを信頼されるプロセスのリストに追加します。
      1. 左のサイドバーの[設定] をクリックします。
      2. [Acronis Active Protection]セクションに移動します。
      3. [権限リストの管理] をクリックします:
      4. [追加] をクリックします。
      5. 信頼されるアプリケーションのリストに追加するアプリケーションを選択します。
      6. そのステータスが[信頼済み] になったことを確認します。

    Windows オペレーティングシステムに関する問題

    事象:

    • Windows がハングアップします。
    • アプリケーションが開始できません。
    • Windows エクスプローラが長い時間応答しません。 
    • ファイルの操作(ファイルのコピー等)が遅いです。

    トラブルシューティング:
    この問題は、更に詳しく調べる必要があります。以下の情報を収集し、Acronis カスタマーセンターへお問い合わせください。

    この情報を収集してください:

    1. Windows メモリのダンプ:
      1. この記事(英語)の説明に従って、カーネルモードのダンプ作成を許可します。
      2. この記事(英語)の説明に従って、特定のキーの組み合わせのダンプ作成を許可します。
      3. Windows を再起動します。
      4. 問題を再現させます。問題が発生したら、右端のCTRLキーを押したまま、SCROLL LOCK キーを2回押します。
      5. これで、ダンプファイルが作成されます。作成のとき、ブルースクリーンが表示されますが、心配が要りません。普通の行動です。ダンプが書き込まれるまで待ちます。
      6. ダンプ作成が完了してから、もう一度Windowsを再起動します。
      7. Acronis Active Protection を無効にします。
    2. Acronis システムレポート。この記事の説明に従って、Acronis システムレポートを収集します。

    それから、Acronis カスタマーセンターへお問い合わせください。