59174: Acronis True Image 2017: 「接続に失敗しました。」、「認証情報を確認できませんでした。」、「ファイルおよびフォルダが見つかりません。」エラーメッセージが表示され、NASへの接続に失敗する場合

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    事象

    Windowsエクスプローラーで、ネットワークドライブにNASのフォルダを割り当てました。WindowsエクスプローラーでNASへ、それから、NASからファイルをコピーすることはできます(コピーに成功します)。

    しかし、Acronis True Image 2017 ビルド5554を利用する場合、以下のエラーが発生することがあります:

    • 新規バックアップタスク(NASへ、またはNASからのバックアップ)を作成するとき、あるいは、前に作成したバックアップ計画を編集するとき、「接続に失敗しました。」(Connection failed) エラー 
    • 前に作成されたバックアップタスク(NASへのバックアップ)を実行するとき、「認証情報を確認できませんでした。」(Failed to check credentials) エラー 
    • 前に作成されたバックアップタスク(NASのファイルの他の場所へのバックアップ)を実行するとき、「ファイルとフォルダが見つかりません。」(Can not find files and folders) エラー 

    原因

    Microsoft Windows NTをベースにしているオペレーティングシステムの制限です。詳細については、以下のMicrosoft 記事をご参照ください:

    https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/173199

    https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/106211

    https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/938120

    Acronis True Image ビルド5534およびそれ以前のバージョンでは、この制限を避けるための回避策を使用していました。しかし、好ましくない副作用が数々あったため、ビルド5554ではその使用を中止せざるを得ませんでした。

    ソリューション

    TrueImage.exe および ti_managers.dll を修正されたバージョンに置き換えます。

    このソリューションは、Acronis True Image 2017 ビルド5554を使用するユーザーのみ使用してください。他のバージョンの製品を使用する場合、次のソリューション(「方法1: NASのIPアドレスを使用します」)に移動してください。

    1. Close Acronis True Image 2017 ビルド5554を終了します。それから、修正されたバージョンのzipアーカイブをダウンロードし、解凍します。TrueImage.exe および ti_managers.dll という2つのファイルが出てきます。
    2. Windows のスタートメニューを開き、「msconfig」と入力し、キーボードのEnterボタンを押します。
    3. [システム構成] ウィンドウが表示されます。[ブート] タブに切り替え、[セーフ ブート] 機能のチェックボックスにチェックを入れます。
    4. [セーフ ブート] の下のオプションから、[ネットワーク] を選択します。(!) それ以外の設定を変えないようにご注意ください。
    5. [OK] をクリックします。
    6. [再起動] をクリックします。
    7. これで、コンピュータがセーフ ブート モードで再起動します。以下のフォルダに入っているTrueImage.exeとti_managers.dllのファイル名を変更してください。TrueImage.exeは TrueImage.exe.oldに、ti_managers.dllは ti_managers.dll.oldに変えてください:

      64ビットのWindows: C:\Program Files (x86)\Acronis\TrueImageHome
      32ビットのWindows: C:\Program Files\Acronis\TrueImageHome
    8. 先ほどダウンロードした TrueImage.exe および ti_managers.dll の修正されたバージョンをこのフォルダにコピーします。 
    9. Windowsのスタートメニューを開き、「msconfig」と入力し、キーボードのEnterボタンを押します。
    10. [システム構成] ウィンドウが表示されます。[ブート] タブに切り替え、[セーフ ブート] 機能のチェックボックスからチェックを外します。(!) それ以外の設定を変えないようにご注意ください。
    11. [OK] をクリックします。
    12. [再起動] をクリックします。
    13. Acronis True Image 2017を開始し、NASアクセスの問題が解決したかどうか確認します。

    (!) ファイルの修正されたバージョンはデジタル署名されていないため、ウイルス対策ソフトウェアにブロックされる可能性があります。この場合、ウイルス対策ソフトウェアの除外リストに追加してください。

    ビルド5555またはそれ以降のバージョンを使用する場合、あるいは、問題が解決しなかった(つまり、この手順を実行してもNASの認証情報がシステムで受け入れられない)場合、以下の回避策を使用してください:

    方法1: NASのIPアドレスを使用します。

    以下のいずれかを実行してください:

    Acronis True ImageでNASにアクセスします。そのために、[参照] ダイアログのアドレスバーに「\\」、それから、NASのIPアドレスを入力します。(!) 自動的に検出されたNASデバイスの場合は、Acronis True Imageではその名前と(名前の下に)IPアドレスが表示されますが、今は自動的に検出されたNASをクリックしないでください。NASを参照するために、必ず [参照] ダイアログを開き、アドレスバーに「\\」とNASのIPアドレスを入力し、Enterキーを押してください。

    あるいは

    Windows エクスプローラーを使って、このNASを指すすべてのネットワークドライブを切断してから、NASの名前の代わりにNASのIPアドレスを指定して再度割り当てを行います。それから、Windows サービス([スタート] -> [プログラムとファイルの検索] -> 「services.msc」と入力)でWorkstation サービスを再起動します。これで、ビルド5534およびそれ以前のバージョンと同じようにAcronis True ImageでNASに正常にアクセスできるようになります。アクセス方法としては、[ネットワーク] グループから選択するか、[NAS] の下から必要なNASを選択してください。  

    それでも問題が解決しなかった場合、次の方法を使用してください:

    方法2: NASのエイリアス名を作成します。

    C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts というファイルをメモ帳で編集します。そこで、以下の行を追加します:

    <NASのIPアドレス> <NAS用のエイリアス名>

    例えば:

    192.168.0.20 Backup_NAS

    上記の192.168.0.20 とは、必要なNASの実際のIPアドレスで、Backup_NAS とは、NASにアクセスする際、既に存在するNASの名前以外に使用できる新しいエイリアスです。Backup_NAS の代わりに、どの名前を入力しても良いです。ただし、このNASの現在の名前、Windows PCのコンピュータ名および使用するネットワークに含まれる他のストレージデバイスの名前と同じものを避けてください。このエイリアス名は、使用するネットワークにおいてユニークでなければなりません。

    C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts の変更を保存してから、Acronis True Imageを開始し、[参照]ダイアログを開き、「\\」の後に先ほど指定した新しいエイリアス名を入力します(例えば、\\Backup_NAS)。それから、Enter キーを押します。要求される場合、NASの認証情報を入力します。

    これで、新しいエイリアスを使用して、NASから(およびNASへ)のバックアップを正常に作成できるようになります。

    (!) 「hosts」ファイルの変更を保存しようとするときにエラーメッセージが表示される場合、まずはその新しいバージョンを[デスクトップ] フォルダに保存してください。それから、またC:\Windows\System32\drivers\etcに移動させ、元のバージョンを新しいファイルに置き換えてください。また、ファイルを保存する際、[名前を付けて保存...] ダイアログでは[すべてのファイル] オプションを選択し、.txt 拡張子を消してください。「hosts」ファイルは拡張子がありません。

    追加情報

    それでも問題が解決しなかった場合、Wireshark ログ および デバッグログを含むシステムレポートを収集した上で、Acronis カスタマーセンターへお問い合わせください。

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