Acronis Universal RestoreまたはAcronis Universal Deployに関する問題をトラブルシュートし、解決する方法
本記事の対象製品:
- Acronis Cyber Backup (Acronis Cyber Backup & Recovery)
- Acronis True Image
- Acronis Snap Deploy
はじめに
Universal Restore と Universal Deploy について
Universal Restore 技術は、異なるハードウェアに移行してもオペレーティングシステムを起動できるためのものです。この技術に関する最も一般的な問題は、Universal Restoreを使ってリカバリしてからオペレーティングシステムが起動しなくなることです。
この機能の詳細については、以下の記事をご参照ください:
Acronis Universal Restore
Acronis Cyber Backup 11.5: Universal Restoreを使用した異なるハードウェアへの復元
Acronis Cyber Backup 11.5: Acronis Universal Restoreを使用して起動可能にする
Acronis True Image 2016: Acronis Universal Restoreを使用して異なるハードウェアに復元
RAIDコントローラを変更せずにRAID構成を変更する場合、 Acronis Universal Restoreは必要ありません
Acronis Universal Deploy は、Acronis Snap Deployで異なるハードウェアへイメージを配置するときに使用される類似の技術です。Universal Deployをご参照ください。
Windows 起動プロセスについて
トラブルシューティング
情報収集
必要な情報 |
AURの実行が要求されない場合 |
MBR エラー |
BSOD 0x7B |
別のBSOD |
|
問題の詳細な説明 |
x |
x |
x |
x |
|
BIOSのスクリーンショット |
|
x |
x |
x |
|
ディスクレポート |
ソース |
x |
x |
x |
x |
ターゲット |
x |
x |
x |
x |
|
ブータブルメディアからのシステムレポート |
ソース |
|
x |
x |
x |
ターゲット(リカバリ直後) |
x |
x |
x |
x |
|
Windowsからのシステムレポート |
ソース |
x |
|
x |
x |
ターゲット(セーフモードで) |
|
|
|
x |
|
レジストリ キャプチャ |
ソース |
x |
|
x |
x |
ターゲット |
|
|
x |
x |
|
クリーンインストール |
|
|
x |
x |
|
ダンプ |
|
|
|
x |
|
ドライバ |
|
|
x |
x |
|
BSODのスクリーンショット |
|
|
x |
x |
問題の詳細な説明
以下の情報を提供してください:
- イメージのソースに関する情報(OS、ハードウェア、イメージの作成手順);
- 復元と配置の設定(スクリーンショットの方が良い)。配置に関する問題の場合、マルチキャストかユニキャストかチェックする必要があります;
- リカバリされたPCの起動方法(WindowsまたはPXE・CD・USBメディアから起動するか、メディアの種類);
- ハードウェアおよび環境の特徴(特別のRAID、サブネットなど);
- エラーメッセージ;
- 他にも、問題の分析と再現に役に立つ情報。
BIOSのスクリーンショット
デバイスの起動順、ディスク構成、UEFIパラメータは最も重要です。
ディスクレポートの解析
ディスクレポートは、ブータブルメディアから収集されたAcronisInfoの一部として自動的に保存されます。
1. 適切なパーティションのフラグが指定されていることを確認してください;
2. パーティションのレイアウトをチェックしてください。MBRはセクタ63で終わるはずです。最初のパーティションは(Vista以前の場合)セクタ64または(Vistaおよびそれ以降の場合)セクタ2048から始まるはずです。
3. MBRに暗号化ソフトウェアのトレースがないかチェックしてください。
システムレポート
問題が発生するマシンのシステムレポートを生成してください。その手順は、Acronis True Image 2016: システムレポートの生成 または Acronis Cyber Backup 11.5 システムレポートの生成 をご参照ください。何らかの理由でこの方法に失敗する場合、AcronisInfo ユーティリティを使用して、システムレポートを取得してください。
レジストリ キャプチャ
OS Windowsは、OSの稼動時にレジストリファイルをロックします。そのため、Linux ブータブルメディアまたはWinPE環境からレジストリを収集できます。WinPEを使用している場合、このファイルはバックアップまたはコピーするだけで取得できます。必要なファイルは、%WINDOWS%\system32\configにあります。「system」というファイルが必要になります。場合によって、「software」というファイルも要求されることがあります。詳細については、 Capturing Windows Registryをご参照ください。
メモリダンプ
Windowsのメモリダンプを作成する方法をご参照ください。
ドライバ
AURに使われたドライバ パックとまったく同じドライバ パックをアップロードし、そのドライバのダウンロード ページへのリンクを提供するように、お客様に依頼してください。リカバリログにドライバに関するエラーメッセージが表示される場合、以下の手順が効果的です:
- Wordpadで.INFファイルを開き、その構造とOSパラメータがリカバリされたOSに対応することを確認してください。
- Microsoft製のChkINF ユーティリティ を使用してドライバをチェックしてください。
- 信頼性が最も高い方法は、このドライバを使って同じエディションの新しいOSをターゲットマシンにインストールすること(クリーンインストール)です。
BSODのスクリーンショット
ここでは、BSODのエラー番号とフールメッセージ(括弧内の4つの値とエラーメッセージの文を含む)が必要です。
タグ:
- DST
- ATI - 復元
- AB - Recovery
- application/OS crash/BSOD/boot issue
- ATIH バックアップまたは復元前の操作
- ASD Deployment preparation
- OS in image detection issue
- ATIH - 復元
- ASD Post-deployment issues
- Universal Restore Issue
- Post-Recovery OS Crash (BSOD/kernel panic)
- Hardware/Drivers issues
- Deployed OS does not boot (with AUD)
- Deployed OS does not boot (no AUD)