システム過負荷のときに、他の実行中プロセスによる負荷を軽減するために、Acronis ノンストップ バックアップは自動的に一時停止します。
本記事の対象製品:
- Acronis True Image 2016, Acronis True Image Cloud (2016 リリース)
- Acronis True Image 2015, Acronis True Image Unlimited
- Acronis True Image 2014
- True Image 2013 by Acronis
- Acronis True Image Home 2012
- Acronis True Image Home 2011
- Acronis True Image Home 2010
事象
Acronis ノンストップ バックアップは自動的に一時停止し、ユーザーが再起動することはできません。
原因
これは、Acronis ノンストップ バックアップの設計された動作です。
システムの負荷が重大レベルに達すると、Acronis ノンストップ バックアップは Windows から過負荷アラームを受信して自動的に一時停止します。これは、他のアプリケーションによる Windows の負荷を軽減する役割を果たします。
ソリューション
過負荷は、多くのリソースを必要とするアプリケーションを実行することにより発生する場合があります(例えば、ウィルス対策ソフトウェアによるシステム完全スキャンの実行など)。
ファイルまたはフォルダを保護しているときに、Acronis ノンストップ バックアップが自動的に一時停止する可能性はとても低いです。ご理解の通り、パーティション全体を保護する場合、その可能性が高くなります。
一時停止されると、1 時間後にシステムの負荷が軽減されてから再起動が試行されます。
Acronis ノンストップ バックアップの自動再起動は 6 回試行されます。つまり、最初の自動再起動の後、Acronis ノンストップ バックアップは、1 時間ごとに、5 回再起動を試行します。
試行が 6 回失敗したら、Acronis ノンストップ バックアップは次の設定日まで待機します。翌日、自動再起動の回数が自動的にリセットされます。中断されなければ、Acronis ノンストップ バックアップは 1 日に 6 回再起動を試行します。
再起動試行回数は、次のいずれかを実行することでリセットできます:
- Acronis ノンストップ バックアップ サービスの再起動;
- コンピュータの再起動
Acronis ノンストップ バックアップ サービスを再起動しても、再起動の試行回数が 0 にリセットされるだけです。システムが依然として過負荷の状態にある場合、Acronis ノンストップ バックアップは再び一時停止になります。
コンピュータを再起動すると、負荷および再起動回数がリセットされます。システムが再度過負荷状態になると、Acronis ノンストップ バックアップは一時停止します。
追加情報
Acronis Nonstop Backup: FAQもご参照ください。
システムが過負荷状態ではないのにAcronis ノンストップ バックアップが一時停止する場合、この記事に記載された問題ではありません。問題の詳細を調べる必要があります。この記事を参照したことを伝え、Acronis カスタマーセンターへお問い合わせください。