Acronis Universal Restoreというツールを使うと、Windows Hardware Abstraction Layer (HAL.dll)を変更し、大容量ブートデバイスのドライバをインストールできます。
このツールは、復元中にブートデバイスドライバ(例えば、ハードドライブやRAIDコントローラドライバなど)をシステムにインストールします。それで、オペレーティングシステムはこのブートデバイスから起動できるようになります。ドライバのフォルダには適切なNICドライバが存在する場合、Acronis Universal Restoreはこのドライバを復元されたシステムにコピーし、Windowsの起動時にドライバがインストールされるようにスケジュールを設定します。
(!) 他のドライバ(ビデオ・サウンドカードのドライバ、プラグアンドプレイのドライバなど)がすべてAcronis Universal Restoreにインストールされません。移行に成功してから、このドライバをWindowsにインストールできます。
ドライバの準備
Windows オペレーティング システムにUniversal Restoreを適用する前に、新しいHDDコントローラとチップセット用のドライバを持っていることを確認してください。このドライバは、オペレーティングシステムの起動に不可欠です。ハードウェアのベンダーに提供されたCD・DVDを使用するか、ベンダーのWebページからドライバをダウンロードしてください。ドライバ ファイルの拡張子は、*.inf, *.sys または *.oem です。*.exe, *.cab または *.zip 形式でドライバをダウンロードした場合、まずは、サードパーティ製のアプリケーション(例えば、無料の7-zip ツールなど)を使って解凍してください。
Windows XPを使用する場合:2014年4月8日にMicrosoftがWindows XPのサポートを終了したので、Windows XPと製造するハードウェアの互換性をテストしないようになったハードウェア製造者が増えていきます。それで、Windows XPのシステムを新しいハードウェアに復元するとき、または、復元後に、問題が発生する可能性があります。新しいハードウェアがWindows XPとの互換性があるかについては、このハードウェアの製造者に確認してください。
ドライバがない場合
Windows 7 には、以前の Windows オペレーティング システムより数多くのドライバが用意されています。Windows 7 のドライバ フォルダでは、多くの場合Universal Restore が必要なドライバをすべて発見できます。そのため、ドライバに対する外部パスを指定する必要はないでしょう。それでも、システムで正しいドライバが使用されるよう、Universal Restore を実行することは重要です。
Windows のデフォルト ドライバ ストレージ フォルダは、レジストリ値 DevicePath で指定されています。このレジストリ値は、以下のレジストリキーにあります:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion
通常、このストレージは WINDOWS/inf です。
Acronis Universal Restoreの使用
- Acronis ブータブル メディアからマシンを起動します;
- Acronis Universal Restoreを選択します:

- [自動ドライバ検索]の下にドライバの入ったフォルダを追加します:

- [OK]をクリックします。