既定のAcronisユーザー用のパスワード自動生成のアルゴリズム
本記事の対象製品:
- Acronis Backup 11.5 (Acronis Backup & Recovery 11.5)
はじめに
Acronis Backupのコンポーネントをインストールするとき、既定のユーザー(例えば、Acronis Agent User)が使用できます。このようなユーザー用のパスワードがインストール中にランダムに生成されます。このパスワードは、他のすべてのユーザーのパスワードと同じようにWindowsに保存されます。
ソリューション
パスワード自動生成の仕組みは以下の通りです:
- 'std::rand()'を使用し、パスワードをランダムに生成します。つまり、パスワード要件を満たすまでランダム文字列を作ります。
- Acronis Agent User, AMS User, ASN Userの場合、パスワードの長さは18桁です。大文字を最低で1桁、小文字を最低で1桁、数字を最低で1桁を含みます。
- パスワードは、Netapi32.libの'NetUserAdd'機能が付いたユーザーを作成するために使用されます。それで、このパスワードは、他のすべてのユーザーのパスワードと同じようにWindowsに保存されます。
(!) それ以外の場所ではパスワードが保存されません。 - パスワードが変更された場合、Windowsサービス([スタート]->[プログラム名を指定して実行]->services.msc)へ移動してください。それから、適当なサービス用のパスワードを新規パスワードに変更してください。
追加情報
Acronis Backup & Recovery 11.5もご参照ください。