54712: Acronis Backup: PXEの起動に関する問題のトラブルシューティング

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    本記事の対象製品:

    • Acronis Backup (Acronis Backup & Recovery)
    • Acronis Snap Deploy

    はじめに

    PXE (Preboot eXecution Environment = プリブート実行環境)とは、ネットワークインターフェースを使ってコンピュータを起動する方法です。

    起動プロセスは以下の段階から成っています:

    1. PXEクライアントは、PXE設定の入ったDHCP DISCOVERを送信します。
    2. DHCPサーバーは、TCP/IPパラメータの入ったDHCP OFFERで応答します。
    3. PXEクライアントは、DHCP REQUESTで返信します。
    4. DHCPサーバーは、DHCP ACKで応答します。
    5. DHCPサーバーが同時にPXEサーバーである場合、普通、DHCP ACKには、TFTPサーバー名とブートファイルのファイル名があります。PXEサーバーがDHCPサーバーと別に存在する場合、初期のDHCPプロセスの後、PXEサーバーとPXEクライアントは、要求と応答から成る別のやり取りをすることになります。 
    6. ローダーがロードされたイメージへジャンプし、実行が始まります。

    データ運送をキャプチャすることで、起動プロセスが観察できます。そのために、WireSharkなどのプログラムを使用してください。Acronis PXEのあるマシンでWiresharkを開き、キャプチャを始めます。オプションとして、UDPパケットだけキャプチャすることを設定できます。 

    BIOSは、DHCPDISCOVERをネットワーク(255.255.255.255)全体にブロードキャストします。そのDHCPDISCOVERは、現在使用されるネットワークコントローラーのMACアドレス、マシンのIPアドレス(いつも0.0.0.0)などの特定のPXEオプションを含めます。

    このスクリーンショットを見ると、ブートエージェントがDHCPのリースを要求すること、また、クライアントのMACアドレスが00:50:56:ae:00:18であることが分かります。サーバーにDHCPブロードキャストが何も検出されなかった場合、そのブロードキャストがファイアウォールやスイッチ・ルータハードウェアで有効になっていることを確認してください。ポート68と67がオープンされたこともチェックしてください。

    以下のスクリーンショットに、成功したDHCPオファーが見られます。IPアドレス、next server (PXEサーバー)やイメージのファイル名も表示されます。成功したDHCPオファーが必ずしも要求(リクエスト)の後ではないことに注意してください。すべてのフィールドが記入された、成功したDHCPオファーを見つけるまで、すべてのDHCPオファーをチェックしてください。例えば、以下のスクリーンショットで、三番目のオファーだけは、成功したオファーとなっています。

    クライアントは、PXEサーバーのIPアドレスとファイル名を受け取ってから、実行するために、それをダウンロードする必要があります。以下のスクリーンショットのように、ダウンロードは読み込み要求から始まります: 

    ダウンロードのプロセスがTFTP(Trivial File Transfer Protocol)で初期化されます。ファイルトランスファーの標準的なプロセスは、以下のスクリーンショットで見られます:

    トラブルシューティング

    前提条件

    1. ネットワークを使って起動するために、ネットワークカードのROMがNICに対応しないといけません。ROM(Read Only Memory)とは、読み出し専用メモリーです。メーカーに問い合わせて、ROMが使用するNICに対応されるかどうか調べてください。
    2. コンピュータがPXEから起動するように設定してください。
    3. ポート67と68がオープンされたことを確認してください。Using Telnet to Test Open Portsをご参照ください。

    トラブルシューティング

    PXE-E53: No boot filename received (ブートファイルのファイル名を受け取っていない)

    PXEロード中、PXEの設定がすべて完了したことを確認するをために、Wiresharkでデータを収集してください。

    AcronisコンポーネントがアップロードされたRIS/WDSサーバーを使用する場合、以下の手順に従ってください:

    1. ロールが正常にインストールされたことを確認する必要があります。C:\Program Files\Microsoft Configuration Manager\Logs\PXEsetup.logのログでそれをチェックしてください。
    2. 新しいロールがインストールされたので、ブートイメージのPXE配布ポイントをアップデートしてください。 

    PXE-E32: TFTP open timeout (TFTP起動のタイムアウト)

    Acronis PXEサーバーを使用する場合、このステップを実行してください:

    1. PXEサーバーがオンに設定されていることを確認します。
    2. DHCPまたはBOOTPサービスとは別のマシンにPXEサービスが動作している場合、DHCPまたはBOOTPサーバーの設定に066 (next-server)というオプションを入れる必要があります。それから、TFTPサーバーのIPアドレスまたはホスト名に、そのオプションの値を記入します。066 (next-server)オプションが定義されていない場合、DHCPまたはBOOTPの設定情報を含むマシンにTFTPサービスも動作すると、PXEクライアントが想定します。 

    AcronisコンポーネントがアップロードされたRISまたはWDSサーバーを使用する場合、このステップを実行してください:
    Windows 2008R2(およびそれ以降)の場合、 HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\WDSServer\Parameters の値を 0 に設定し、再起動を行います。
    Windows 2008の場合、Windows展開サービスMMCスナップインの「ナビゲーション」ウィンドウに、サーバーのリストを展開します。Windows展開サービスサーバーを右クリックし、[プロパティ]を選択します。[ネットワーク]でUDPポートの範囲を前より大きくします。例えば、現在のポート範囲が3000ポートである場合、4000ポートにします。

    PXE-E38: TFTP cannot open connection (TFTPが接続を開くことができません)
    ファイアウォールの設定やルータをチェックしてください。

    PXE-E39: TFTP cannot read from connection (TFTPが接続のデータを読み込むことができません)
    ファイアウォールの設定やルータをチェックしてください。

    Invalid boot file received (受け取ったブートファイルが無効です)
    AcronisコンポーネントがアップロードされたWDSを使用する場合、Microsoft KBの説明に従ってください。

    情報収集

    上記のステップを実行しても、問題が解決されなかった場合、この情報を収集し、Acronisカスタマーセンターへお問い合わせください:

    1. 問題の説明とエラーメッセージのスクリーンショット
    2. Acronis PXEサーバーを含むマシンのWiresharkログ。問題を再現させ、そのログを収集してください。
    3. Acronis PXEサーバーがインストールされたマシンとエージェントマシンのシステムレポート。システム情報の収集あるいはAcronisInfoユーティリティをご参照ください。
    4. ネットワークインフラに関する情報

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