この資料は、以下の製品に該当します。
- Acronis Backup Advanced (Acronis Backup & Recovery)
はじめに
この資料では、重複除外の実行中に発生する可能性がある問題のトラブルシューティングについて説明します。
解決法
重複除外は操作とコンポーネントが多数含まれる複雑なプロセスなので、複数の個所で障害が発生する可能性があります。こうした問題のトラブルシューティングを適切に行い、問題を解決するには、まず、障害が発生した正確な場所を特定します。特定できたら、適切な診断情報を収集する必要があります。これは、次のガイドに従って行ってください。
該当する状況を選択します。
複数のバックアップの作成とインデックス付けが適切に行われてから、大量のデータが重複除外された後に発生する重複除外の問題。
- ASN(Acronis ストレージ ノード)でクラッシュが発生していないことと、格納域が引き続き完全に使用できることを確認します。
- 問題が発生しているすべてのエージェントが格納域にアクセスできることを確認します。
- 次のバックアップ タスクが開始される前に、インデックス作成タスクが適切に終了することを確認します。これが当てはまらない場合は、こちらの記事をご参照ください。
- 問題がパフォーマンスに関係していない場合は、高い可能性でこの格納域の既存の重複除外データに問題が発生しています。以下の「情報収集」をご参照ください。
- このエラーの原因となったアクションの詳細な順序;
- このエラーが 1 つのエージェントでだけ発生したのか、複数のエージェントなのか、またはバックアップを行うすべての Acronis エージェントで発生したのかを明確にします。
- バックアップの正確なソースとターゲットを明確にします。
- バックアップ計画のエクスポートを収集します。
- 重複除外データベースとデータストアの容量を確認します。
- このエラーを示している操作ログを収集します。
- ストレージ ノードのマシンから、およびこのエラーを示しているエージェント マシンのいずれか 1 つからシステム レポートを収集します。「Acronis Backup & Recovery 11.5 システム レポートの生成」の手順をご参照ください。この操作が何らかの理由で失敗する場合は、こちらの AcronisInfo ユーティリティを使用できます。
- 「tree <location_of_deduplicated_vault> /a /f > C:\tree.txt」
コマンドの出力を収集します。ここで、<location_of_deduplicated_vault> は、重複除外された格納域のパスです。
- 格納域から.metaフォルダをコピーします。
収集した情報をご用意のうえ、Acronis カスタマー センターにお問い合わせください。