シナリオ
- Acronis ブータブルメディアを使って、コンピュータを起動します。
- Acronis ブータブルメディアがこのコンピュータのハードディスク、RAID またはネットワークインターフェース(NIC) を認識しません。
原因
殆どの場合、Acronis ブータブルメディアに特定のハードウエア機種に対応したドライバが含まれていないこと、あるいは、Acronis モジュールがデバイスにアクセスできないようなハードウェアの問題(または特性)が原因です。
ソリューション 1
お使いの Acronis ソフトウェアの最新版で作成したメディアでは、問題が再現するかどうか確認してください。
ソリューション 2
一般的な Acronis ブ―タブルメディア(Linux ベース)に、その場でドライバを追加することは出来ません。
代替案として、Windows ベースのブータブルメディア(WinPE/WinRE)をご使用いただけます(ブータブルメディアの種類をご参照ください)。WinPE メディアの場合は、Windows 用のドライバを適切なハードウェア ベンダーにリクエストし、手動でメディアに埋め込むことができます。
Acronis Cyber Protect については、こちらをご参照ください: Acronis Cyber Protect Cloud: how to create a WinPE-based bootable media
ソリューション 3(Acronis Cyber Backup (Advanced) の場合のみ適用できます)
Acronis Cyber Backup (Advanced) の場合、サポート側でカスタムのブータブルメディアを作成できることがあります。正確な根本原因を調べ、この解決策を適用できるかどうか確認するために、各ケースは個別に調べる必要があります。そのために、以下の情報が必要になります:
- Acronis ブータブルメディアからシステムレポートを収集してください(手順は Acronis Linux レポートをご参照ください)。ただし、その際、最新のメディアを使用してください(Downloading Acronis Bootable Media をご参照ください)。Acronis ブータブルメディアから実行した操作によりハードウェアに誤動作が見られる場合、まずは問題を再現してからシステムレポートの出力を取得するようにご注意ください。レポートを取得するまで、コンピュータを再起動しないでください;
- AcronisInfo ユーティリティ の説明に従って、Windows からシステムレポートを収集してください;
- 問題の発生するハードウェアの詳細情報(コンピュータのブランドやモデル、マザーボードのモデル、NIC のモデル、ディスクまたは RAID のコントローラーのモデル、RAID レベルなど)を記載してください。必要な場合、追加情報に関してはハードウェアのベンダーに連絡してください;
- Acronis カスタマーセンターへお問い合わせください。お問い合わせの際、2つのシステムレポートのファイルおよび上記の情報を添付し、この記事を参照したことをお伝えください。
追加情報
既知の問題をご参照ください:
- Acronis Bootable Media Does Not Support Certain Promise FastTrak Controllers
- Acronis ブータブルメディアは Broadcom HT1000 RAID をサポートしていません
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Acronis Bootable Media Does Not Detect HP Smart Array B110i, B120i, B140i, B320i, S110i
- Support of Iomega Hard Drive in Acronis Bootable Media
- Linux-based bootable media does not support PERC RAID controllers
- Acronis ブータブルメディアから、Hyper-V 仮想コンピュータを起動するとネットワークを認識しない
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Acronis ソフトウェア: Linux ベースのブータブルメディアおよびAcronis スタートアップ リカバリ マネージャは RAIDモードの NVMe ドライブを検出しません
追加のサポートが必要な場合は、以下の情報を収集した後、Acronis サポートセンターへお問い合わせください:
- 最新のブータブルメディアからのシステムレポート
- (可能な場合)ライブのオペレーティングシステムからのシステムレポート;
- (可能な場合)問題が発生するときの写真または動画。
Acronis システムレポート をご参照ください。