43394: Linux システムレポート

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Last update: 01-05-2020

Linux向けのAcronisバックアップソフトウェアで問題が発生し、調査を行う場合、Acronis カスタマーセンターはLinuxシステムの詳細情報を必要とすることがあります。以下では、このような情報を含むレポートを取得する方法を説明します。 

Acronis エージェント for LinuxをGUI(グラフィカル ユーザー インターフェイス)環境で使用している場合:

  1. 管理コンソールを開き、問題の発生しているシステムにインストールされているAcronis エージェントに接続します。
  2. [ヘルプ] -> [<コンピュータ名> からシステム情報を取得する] を選択します。
  3. お客様のご利用環境により、レポートの取得に数分かかる場合があります。レポートが完成した後、ローカル ディスク、もしくはネットワーク フォルダを保存先として指定し、OKをクリックします。

Acronis エージェント for Linuxをシェル環境で使用している場合:

  1.  root 権限で以下のコマンドを実行します:

    #acrocmd sysinfo --loc=/full_path_to_report/file_name

    (!) 上記の /full_path_to_report/file_name  にはLinux システムレポートの保存先とファイル名を入力してください。

  2. コマンドが完了したら、「処理は正常に成功しました。」というメッセージが表示されます。

何らかの理由で上記のコマンドが機能しない場合は、bashスクリプトを実行し、情報を直接取得してください:

#/usr/lib/Acronis/BackupAndRecovery/systeminfo

レポートは自動的に /var/lib/Acronis/sysinfo/ ディレクトリに保存されます。

まだこのコンピュータに Acronis Cyber Backup がインストールされていない場合:

インストールファイルから AcronisinfoUtility を取り出します。

  1. 最新ビルドの Linux エージェント(例えば、Acronis_Backup_12.5_64-bit.x86_64)を取得し、個別のフォルダに置きます。
  2. unzip コマンドを使って、アーカイブを解凍します:

    unzip AcronisBackup_12.5_64-bit.x86_64

  3. 解凍の際にできたファイルの入っているフォルダに移動します。
  4. BackupAndRecoveryAgent-***.rpm を解凍します。例えば:

    7z x BackupAndRecoveryAgent-12.5.9010-1.x86_64.rpm

  5. BackupAndRecoveryAgent-****.cpio を解凍します。例えば:

    7z x BackupAndRecoveryAgent-12.5.9010-1.x86_64.cpio

  6. /usr/lib/Acronis/BackupAndRecovery へ移動し、systeminfo ファイルを探します:

    cd /usr/lib/Acronis/BackupAndRecovery

  7. これはシェルスクリプトです。このスクリプトを問題が発生しているコンピュータにコピーし、実行します。

Acronis Cyber Backup (Advanced) 11.7 の場合:

例: AcronisBackupAdvancedLinux64_11.7_en-US.x86_64)

  • unzip コマンドを使用して、解凍します:

    unzip AcronisBackup_12.5_64-bit.x86_64

  • 解凍の際にできたファイルの入っているフォルダに移動します。
  • AcronisBackupAgentL**** を解凍します。
  • BackupAndRecoveryAgent-11.7****.rpm を解凍します。
  • BackupAndRecoveryAgent-11.7****.cpio.gz を解凍します。
  • BackupAndRecoveryAgent-11.7****.cpio を解凍して、そのフォルダに移動します。
  • /usr/lib/Acronis/BackupAndRecovery に移動し、systeminfo ファイルを探します。
  • これはシェルスクリプトです。このスクリプトを問題が発生しているコンピュータにコピーし、実行します。

Acronis Cyber Backup (Advanced) 11.5 の場合は、インストーラーから AcronisinfoUtility を取り出します:

  1. 最新ビルドのLinux エージェント(例えば、ABR11.5_en-US.x86_64)を取得します。
  2. 7-Zip を使用して、アーカイブとして解凍します。そのフォルダに移動します。
  3. BackupAndRecoveryAgent-11.5****.rpm フォルダを解凍し、そのフォルダに移動します。
  4. cpio ファイルを解凍し、そのフォルダに移動します。
  5. それから、/usr/lib/Acronis/BackupAndRecovery に移動し、systeminfo ファイルを探します。
  6. これはシェルスクリプトです。このスクリプトを問題が発生しているコンピュータにコピーし、実行します。

追加情報

システムレポートには、以下の情報が含まれます:

  • /etc, /usr/lib, /var/lib からのAcronis フォルダ
  • acrocmd.txt - ディスクに関する情報
  • agent.txt - Acronis エージェントのステータスに関する情報
  • BackupAndRecovery.config - Acronis Cyber Backup の構成
  • boot.txt - /boot ディレクトリに関する情報
  • config-3.5.0-17-generic - カーネルの構成に関する情報
  • crontab.txt - スケジュールされた Acronis タスクに関する情報
  • df.txt - ファイルシステムの種類に関する情報
  • dkms.txt - Acronis の SnapAPI モジュールに関する情報
  • dmesg - デバイスのドライバに関する情報
  • dmsetup_table.txt - デバイス マッパー (device-mapper) ドライバを使用する論理デバイスに関する情報
  • dpkg_packages.txt - インストールされているパッケージに関する情報
  • fdisk.txt - ディスクに関する情報
  • fstab - ファイルシステムに関する情報
  • gcc.txt - gcc のバージョンに関する情報
  • ifconfig.txt - ネットワーク インターフェイスの構成に関する情報
  • iptables.txt - Linux カーネルのファイアウォールの構成に関する情報
  • issue.txt - Linux のディストリビューションおよびバージョンに関する情報
  • lvdisplay.txt - 論理ボリュームに関する情報
  • mms.txt - Acronis Managed Machine サービスのステータスに関する情報
  • netstat.txt - ネットワーク接続に関する情報
  • parted.txt - ディスクのマッピングに関する情報
  • ps.txt - 実行中のプロセスに関する情報
  • pvdisplay.txt - 物理ボリュームに関する情報
  • resolv.txt - DNS リゾルバ用の構成ファイル
  • snapapi_make.log - Acronis の SnapAPI モジュールの構成のログ
  • summary.txt - システムに関する情報
  • trueimage-setup.txt - Acronis の構成に関する情報
  • uname.txt - システムに関する情報
  • vgdisplay.txt - ボリュームのグループに関する情報
  • vmstat.txt - 仮想メモリの統計に関する情報