36978: Acronis vmProtect: 古いスナップショットとディスクを削除する方法(失敗後の仮想アプライアンスのクリーンアップ)

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Last update: 木, 2015-04-09 15:28

この資料では、バックアップが失敗した後に、バックアップされた仮想ディスクが Acronis vmProtect 仮想アプライアンスに接続されたまま、解除されない場合に実行する操作について説明します。

この資料は、以下の製品に該当します。

  • Acronis vmProtect

    (!) この資料は、ホットアドを使用してバックアップを実行する場合、つまり LAN フリーのバックアップのためにディスクを Acronis vmProtect 仮想アプライアンスに接続する場合に該当します。「Acronis vmProtect: サポートされている環境」もご参照ください。

    (!) この資料で説明するほとんどの手順では、Acronis vmProtect 仮想アプライアンスが導入されている vCenter/ESX(i) ホストに vSphere クライアントが接続されている必要があります。

事例

  1. アクティブなバックアップが存在しないにもかかわらず、Acronis vmProtect 仮想アプライアンス(VA)の構成に追加の仮想ディスクが含まれています。下のスクリーンショットを参照してください(バックアップされる VM は w2k_Lenok です)。

     

    (!) バックアップの実行中は通常この画像のように表示されます。通常は、バックアップの終了後に Acronis vmProtect 仮想アプライアンス(VA)の構成からディスクが削除されます。

     

  2. バックアップの後、VM スナップショットマネージャにスナップショットが残っています。

  3. このスナップショットを削除しても、ディスクのデルタはデータストアから削除されません(そのため VM のパフォーマンスに影響します)。

  4. その後にこの VM のバックアップを開始しようとすると次のようなエラーが表示されて失敗します(太字の行に注意してください)。これは、前の失敗の結果、ディスクが VA に既に接続された状態になっているため、新しいバックアップがそれらを再接続しようとすると失敗するために発生します。

     

    12 Information 6/8/12 6:20:41 AM 仮想ハードディスク '[datastore] SERVER/SERVER.vmdk' を '0:1' に追加しています。
    13 Error 6/8/12 6:20:48 AM RAW ハードディスクのデータファイル '[datastore] SERVER/SERVER.vmdk' を開くことができませんでした。
    追加情報:
    --------------------
    エラーコード: 94
    モジュール: 83
    LineInfo(行情報): 1b5da992938b2ae0
    フィールド:
    メッセージ: RAW ハードディスクのデータファイル '[datastore] SERVER/SERVER.vmdk' を開くことができませんでした。
    --------------------
    エラーコード: 64
    モジュール: 83
    LineInfo(行情報): c7610e0a857bedda
    フィールド:
    メッセージ: VMware エラー: 'An internal error.'.
    --------------------
    エラーコード: 52
    モジュール: 0
    LineInfo(行情報): c7610e0a857bedda
    フィールド:
    メッセージ: 処理待ちのタスク 'AttachScsiHardDisk' が失敗しました。理由: fault.FileAlreadyExists.summary.
    --------------------
    14 Information 6/8/12 6:20:49 AM スナップショット (snapshot-3927) を削除します
    15 Warning 6/8/12 6:20:49 AM 操作 'Backing up' に失敗しました。
    追加情報:
    --------------------
    エラーコード: 26
    モジュール: 100
    LineInfo(行情報): 903ba9594d70818b
    フィールド:
    メッセージ: 操作 'Backing up' に失敗しました。
    --------------------
    エラーコード: 1080
    モジュール: 1
    LineInfo(行情報): 145a191bfe9050d1
    フィールド:
    メッセージ: 操作を実行できませんでした。
    --------------------

原因

この動作の主な原因は、Acronis vmProtect 仮想アプライアンスバックアップエンジンが異常終了したか仮想アプライアンスが不適切にリセットされたことです(これも異常終了が原因になっている可能性があります)。下の「解決法」セクションでは、この状況から通常のワークフローに戻すために必要なトラブルシューティング手順とクリーンアップ手順について説明します。

解決法

クリーンアップ手順

  1. VA に接続されたままになっている不要なディスク(名前にアンダースコアが付いています)を削除します。 [ディスクから削除] オプションを選択し、VA フォルダからリンクを削除する必要があります。

    この手順により、データストアのバックアップされた VM フォルダ内に残されているスナップショットのデルタファイルがロック解除されるので、これらのデルタを削除することができます。

  2. Acronis vmProtect 仮想アプライアンスを再起動(またはリセット)して、その中のディスク接続のトレースをリセットします。
  3. 影響を受けているソース VM の一時的で単純な(静止またはメモリを使用しない)スナップショットを作成します。

  4. スナップショットマネージャに移動し、[すべて削除] ボタンをクリックします。

  5. スナップショットは前にロック解除されているので、デルタファイルがベースディスクにマージ(統合)されます。

    (!) まれにスナップショットファイルが ddb.deletable フラグによってロックされることがあります。このフラグを削除し、スナップショット(デルタ)を削除できるようにするには、http://kb.vmware.com/selfservice/microsites/search.do?language=en_US&cmd... に記載されている手順に従ってください。

トラブルシューティング手順

トレースをクリーンアップした後に、VA からクラッシュダンプを収集することによって異常終了の原因を特定します。

  1. http://winscp.net/eng/download.php から取得できる WinSCP ユーティリティをインストールします。WinSCP(Windows Secure CoPy)は、Microsoft Windows 用の無料かつオープンソースの SFTP、SCP、および FTP クライアントです。主な機能は、ローカルコンピュータとリモートコンピュータの間のファイル転送を保護することです。さらに、WinSCP は、基本的なファイルマネージャおよびファイル同期機能を提供します。
  2. vSphere クライアントにログインし、Acronis vmProtect 仮想アプライアンスのコンソールを開きます。仮想アプライアンスの IP アドレスをメモするか記憶します。
  3. Ctrl+Shift+Alt+Space+F1 キーを押し、次に Alt+F2 キーを押します(これによりコマンドラインインターフェイスが表示されます)。
  4. コンソールで /bin/sshd コマンドを入力します。
  5. WinSCP ユーティリティがインストールされたコンピュータでユーティリティを起動します。
  6. ホストコンピュータのフィールドに、vSphere コンソールと同じように(手順 2 で記録した)Acronis vmProtect 仮想アプライアンスの IP を入力します。デフォルトのログインパスワードは root:root です(パスワードをウェブコンソールの [設定] -> [エージェントパスワード] で変更した場合は、パスワードが異なる場合があります)。
  7. プロトコルを SCP に設定し、ログインをクリックします。
  8. アプライアンスのすべてのディレクトリを含むウィンドウ(Windows Commander に似たインターフェイス)が表示されます。ここで必要なのは、/tmp/core ファイルと /var/lib/Acronis/vmProtect/ フォルダです。このファイルとフォルダの両方をコピーして .zip ファイルに圧縮し、この資料を参照しながら収集した情報をアクロニス カスタマーサービスへ送信してください

詳細情報

この資料で説明した「事例」は、バックアップタスクの実行中に Acronis vmProtect 仮想アプライアンスをリセットすることによって再現できます(一般的にこの事例の原因はバックアップデーモンの異常終了または仮想アプライアンスの異常終了です)。

Acronis vmProtect 仮想アプライアンスには、異常終了検出メカニズムがあり、異常終了が発生するとログファイルに警告が記録されます。しかし、バックアップデーモンの異常終了はこの方法では検出できず、この場合はバックアップログが切り捨てられます(不完全になります)。