仮想ゲストからバックアップを実行しようとするとこのエラーが表示されます。仮想ゲストのロケーションを変更するか、使用したデータストアのブロックサイズを変更し、データストアのブロックサイズと仮想ゲストコンピュータのブロックサイズを変更してください。
この資料は、以下の製品に該当します。
- Acronis Cyber Backup 11.5 (Acronis Cyber Backup & Recovery 11.5)
- Acronis Cyber Backup & Recovery 11
- Acronis Cyber Backup for VMware (Acronis vmProtect)
- Acronis Cyber Backup Cloud
事例
仮想アプライアンスを使用した特定の仮想コンピュータのバックアップが失敗し、次のエラーが表示されます。
処理待ちのタスク 'CreateSnapshot' が失敗しました。理由: File <unspecified filename> is larger than the maximum size supported by datastore '<unspecified datastore>(ファイル <unspecified filename> がデータストア <unspecified datastore> によってサポートされている最大サイズを超えています)」
原因
このエラーは、VMX ファイルが置かれているデータストアのブロックサイズが、その仮想コンピュータの VMDK ファイルのサイズをサポートしていない場合に発生します。
(!) VMware は、VMX ファイルが置かれているディレクトリ内にスナップショットを作成します。
下の表に、ブロックサイズとサポートされる VMDK サイズに関する詳細を示します。
ブロックサイズ(MB) |
最大 VMDK サイズ |
最大オーバーヘッド |
1 |
256 GB - 512 バイト |
~2 GB |
2 |
512 GB - 512 バイト |
~4 GB |
4 |
1,024 GB - 512 バイト |
~8 GB |
8 |
2,048 GB - 512 バイト |
~16 GB |
解決法
- 仮想コンピュータの VMDK のサイズをサポートするブロックサイズを使用している異なるデータストアに VMX ファイルを移動します。詳細については、VMware ナレッジベースリンク「Moving or copying a virtual machine within a VMware environment(英語)」をご参照ください。
- VMX ファイルを編集し、より大きなブロックサイズを使用する異なるデータストア上にスナップショットが作成されるようにします。詳細については、VMware ナレッジベースリンク「Creating snapshots in a different location than default virtual machine directory(英語)」をご参照ください。
詳細情報
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