31043: 「静止スナップショットを作成できませんでした」または「仮想コンピュータの静止中にエラーが発生しました」というメッセージが表示され、Acronis 製品が VMware 仮想コンピュータのバックアップに失敗する場合

問題を解決するために、VMware Tools を再インストールまたはアップデートします。

事例

  1. ESX ホストで仮想コンピュータをバックアップするためにAcronis Backup 製品を使用しています。
  2. 次のいずれかのようなエラーメッセージが表示され、1 つまたは複数の仮想コンピュータのバックアップが失敗します:   

    「処理待ちのタスクが失敗しました(スナップショット作成処理が、停止した仮想コンピュータの I/O 解放の制限時間を超えたため、静止スナップショットを作成できません。)」

    「静止スナップショットを作成できませんでした。」

    「異常停止した仮想コンピュータでスナップショット作成操作が I/O を保持できる制限時間を超過したため、静止スナップショットを作成できませんでした。」

    「仮想コンピュータの静止中にエラーが発生しました。

    VMware は選択した仮想コンピュータの静止スナップショットを作成できませんでした。コンピュータのバックアップを行うには、いったんコンピュータの電源をオフにするか、VM から VMware Tools のボリュームシャドウコピーサービス(VSS)サポート機能をアンインストールしてください。」

    「処理待ちのタスク 'CreateSnapshot' が失敗しました。理由: スナップショット作成処理が、停止した仮想コンピュータの I/O 解放の制限時間を超えたため、静止スナップショットを作成できません。」

    「VMX からのプロトコル エラー」

原因

具体的な原因と解決方法については、この記事の「ソリューション」セクションを参照してください。

ソリューション

1.1 仮想コンピュータのスナップショットが正常に動作していることを確認します

Acronis ソフトウェアでは、仮想コンピュータをバックアップしているときに、ハイパーバイザによって実行されるスナップショットを使用します。このスナップショットが正常に動作している必要があります。その一貫性をチェックするために、仮想コンピュータのスナップショットを作成してみてください:

  1. vSphere を使って ESX ホストに接続します。
  2. コンピュータを右クリックし、スナップショットを撮ります。そのとき、[静止 ゲスト ファイルシステム] にチェックを入れます。
  3. [仮想マシンのメモリのスナップショット] からチェックを外します。それから、[OK] をクリックします。

  

静止スナップショットの作成に失敗する場合、仮想コンピュータに関する問題として調べてください(必要な場合、VMware のサポートへお問い合わせください)。

ほとんどの場合、VMware Tools を再インストールまたはアップデートして、仮想コンピュータを再起動すると問題は解決します。次の記事を参照してください:

静止スナップショットの作成には成功したが、Acronis を使ったバックアップには同じエラーメッセージで失敗する場合、Acronis カスタマーセンターへお問い合わせください。お問い合わせの際、この記事を参照したことを伝えてください。

1.2 VSS のステータスをベリファイします

トランザクション アプリケーション(SQL、Exchange など)がインストールされている仮想コンピュータをバックアップする場合、以下の項目を守る必要があります:

  • ゲストOS内に、VMware Tools がインストールされていること
  • ゲストOS内に、VSS サービスが無効になっていないこと

ゲストOSのイベントログにスナップショット作成中のVSS 操作に関するエラーまたは警告がある場合は、そのゲストOS内の VSS 問題としてトラブルシュートしてください。

ゲスト ファイルシステムの静止の誤動作(つまり、[静止 ゲスト ファイルシステム] オプションが無効になっている場合はスナップショットに成功する状況)によって仮想コンピュータのスナップショットに失敗する場合、トランザクション アプリケーションがインストールされていないコンピュータではゲストOS用の VMware Tools をインストールする(以下の追加情報 をご参照ください) か、(Acronis Backup Cloud または Acronis Backup 12 以上の場合) [仮想コンピュータのボリュームシャドウコピー(VSS)] というバックアップ オプションを無効にすることで問題を回避できます。

(!)VMware ESX(i) 仮想化プラットフォームに制限があるのでご注意ください。VMware vSphere で、物理互換モードでは、フォールト トレラント仮想コンピュータ、独立したディスク、および Raw デバイス マッピング(RDM)ディスクのスナップショットはサポートされません。この制限を解除するには、ゲストOSにエージェントをインストールしてください。

1.3 以下のエラーメッセージの場合、このステップを実行してください:

「異常停止した仮想コンピュータでスナップショットの操作が I/O を延期する制限時間を超過したため、バックアップの静止スナップショットを作成できませんでした。」

この場合、ソリューションについては以下の記事をご参照ください:

ESX(i) バージョンが 6.0 の場合、このパッチをインストールしてください。

エラーの原因がバックアップ前のコマンドの失敗である場合もあります。バックアップ前のコマンド(Linux コンピュータでは /usr/sbin/pre-freeze-script、Windows コンピュータでは特定のディレクトリにあるフリーズ前のスクリプト)は、バックアップの前に実行されるようにユーザーが指定するスクリプトです。通常、このようなスクリプトは(Windows で)自分のVSS プロバイダを持っていないアプリケーションを静止させてバックアップの前に一貫性を確保しておくために使われます。このスクリプトが存在していてその返りコードがゼロではない場合、それはそのスクリプトが静止というタスクに失敗して、静止スナップショットの操作がキャンセルされることを意味します。 

以下のソリューションもご参照ください:

追加情報

VMware Tools の VSS コンポーネントを無効にして問題の解決を図ることもできます。ただし、バックアップ対象の仮想コンピュータでデータベースが実行されていない場合に限ります。

  • 仮想コンピュータから、VMware Tools のボリュームシャドウコピーサービスサポート機能をアンインストールします。
    1. ESX サーバーで、問題となっている仮想コンピュータを選択し、[インベントリ] -> [仮想コンピュータ]-> [VMware Tools のインストール/アップグレード] をクリックします。
    2. これにより、仮想コンピュータ上で VMware Tools のインストールが開始されます。

    3. [変更] をオンにします。

    4. [ボリュームシャドウコピーサービスサポート] をオフにします。

    5. 変更を完了します。

    6. 仮想コンピュータを再起動します。
    7. これで、コンピュータのバックアップを作成できるようになります。

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