31043: 「静止スナップショットを作成できませんでした」または「An error occurred while quiescing the virtual machine」というメッセージが表示され、Acronis 製品が VMware 仮想コンピュータのバックアップに失敗する場合

Last update: 金, 2020-05-01 06:16

この問題を解決するために、VMware Tools の再インストールまたはアップデートを行ってください。

事象

  1. ESX ホストで仮想コンピュータをバックアップするためにAcronis Cyber Backup 製品を使用しています。
  2. 次のいずれかのようなエラーメッセージが表示され、1 つまたは複数の仮想コンピュータのバックアップが失敗します:  

「An error occurred while saving the snapshot: Failed to quiesce the virtual machine. An error occurred while taking a snapshot: Failed to quiesce the virtual machine.

「静止スナップショットを作成できませんでした。」

「An error occurred while quiescing the virtual machine. See the virtual machine's event log for details.」

「VMware は選択した仮想コンピュータの静止スナップショットを作成できませんでした。コンピュータのバックアップを行うには、いったんコンピュータの電源をオフにするか、VM から VMware Tools のボリュームシャドウコピーサービス(VSS)サポート機能をアンインストールしてください。」

「VMX からのプロトコル エラー」

「An error occurred while saving the snapshot: A required file was not found.」

原因

具体的な原因と解決方法については、この記事の「ソリューション」セクションを参照してください。

ソリューション

1.1 仮想コンピュータのスナップショットが正常に動作していることを確認します

Acronis ソフトウェアでは、仮想コンピュータをバックアップしているときに、ハイパーバイザによって実行されるスナップショットを使用します。このスナップショットが正常に動作している必要があります。その一貫性をチェックするために、仮想コンピュータのスナップショットを作成してみてください:

  1. vSphere を使って ESX ホストに接続します。
  2. コンピュータを右クリックし、スナップショットを撮ります。そのとき、[静止 ゲスト ファイルシステム] にチェックを入れます。
  3. [仮想マシンのメモリのスナップショット] からチェックを外します。それから、[OK] をクリックします。

  

静止スナップショットの作成に失敗する場合、仮想コンピュータに関する問題として調べてください(必要な場合、VMware のサポートへお問い合わせください)。

ほとんどの場合、VMware Tools を再インストールまたはアップデートして、仮想コンピュータを再起動すると問題は解決します。次の記事を参照してください:

静止スナップショットの作成には成功したが、Acronis を使ったバックアップには同じエラーメッセージで失敗する場合、Acronis カスタマーセンターへお問い合わせください。お問い合わせの際、この記事を参照したことを伝えてください。

1.2 VSS のステータスをベリファイします

トランザクション アプリケーション(SQL、Exchange など)がインストールされている仮想コンピュータをバックアップする場合、以下の必須項目を確認してください:

  • ゲストOS内に、VMware Tools がインストールされていること
  • ゲストOS内に、VSS サービスが無効になっていないこと

ゲストOSのイベントログにスナップショット作成中のVSS 操作に関するエラーまたは警告がある場合は、そのゲストOS内の VSS 問題としてトラブルシュートしてください。

ゲスト ファイルシステムの静止の誤動作(つまり、[静止 ゲスト ファイルシステム] オプションが無効になっている場合はスナップショットに成功する状況)によって仮想コンピュータのスナップショットに失敗する場合、トランザクション アプリケーションがインストールされていないコンピュータではゲストOS用の VMware Tools をインストールする(以下の追加情報 をご参照ください) か、(Acronis Cyber Backup Cloud または Acronis Cyber Backup 12 以上の場合) [仮想コンピュータのボリュームシャドウコピー(VSS)] というバックアップ オプションを無効にすることで問題を回避できます。

(!)VMware ESX(i) 仮想化プラットフォームに以下の制限があるのでご注意ください:

  • エージェント for VMwareでは、VMware vSphere 6.0以降でフォールト トレランスが有効になっている場合のみ、フォールト トレラント コンピュータをバックアップします。
  • VMware vSphere で、物理互換モードでは、独立したディスクおよび Raw デバイス マッピング(RDM)ディスクのスナップショットはサポートされません。この制限を解除するには、ゲストOSにエージェントをインストールしてください。

1.3 以下のエラーメッセージの場合、このステップを実行してください:

「異常停止した仮想コンピュータでスナップショットの操作が I/O を延期する制限時間を超過したため、バックアップの静止スナップショットを作成できませんでした。」

この場合、ソリューションについてはこの記事をご参照ください: VMware ナレッジベース 記事(英語)1038963

ESX(i) バージョンが 6.0 の場合、このパッチをインストールしてください。

エラーの原因がバックアップ前のコマンドの失敗である場合もあります。バックアップ前のコマンド(Linux コンピュータでは /usr/sbin/pre-freeze-script、Windows コンピュータでは特定のディレクトリにあるフリーズ前のスクリプト)は、バックアップの前に実行されるようにユーザーが指定するスクリプトです。通常、このようなスクリプトは(Windows で)自分のVSS プロバイダを持っていないアプリケーションを静止させてバックアップの前に一貫性を確保しておくために使われます。このスクリプトが終了したときの返りコードがゼロではない場合、それはそのスクリプトが静止というタスクに失敗して、静止スナップショットがキャンセルされたことを意味します。 

以下のソリューションもご参照ください:

追加情報

Acronis Cyber Backup 12.5 の場合: バックアップされた仮想コンピュータ上にデータベースがなければ、VSS を使用して仮想コンピュータの静止を無効にできます。そのために、[仮想コンピュータのボリュームシャドウコピー] を無効にしてください(これは Acronis Cyber Backup 12.5 の場合のみできます。11.7 以前のバージョンには、このオプションがありません)。静止が無効になっている場合、仮想コンピュータはクラッシュコンシステント状態でバックアップされます。

Acronis Cyber Backup 11.7 以前の製品の場合は、この問題を解決するために、以下の手順に従って、VMware Tools の VSS コンポーネントを無効にしてみてください。(!) この解決法は、バックアップする仮想コンピュータ上にデータベースがない場合のみ適用できます。

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