Acronis Backup で Linux ベースの Acronis ブータブルメディアを作成する方法について説明します
はじめに
スタンドアロン版の Acronis Backupを作成すると、異常終了したコンピュータや、オペレーティングシステムが存在しないコンピュータを起動するのに使用できます。
スタンドアロン版のアクロニス ソフトウェアの概要については、「Acronis Bootable Media」をご参照ください。
解決法
Acronis ブータブルメディアを作成するには、Acronis メディアビルダをインストールする必要があります。
- Acronis メディアビルダを起動します。
- Acronis Backup のメインウィンドウで、[ツール] -> [ブータブルメディアの作成] をクリックします。
または
- [スタート] -> [すべてのプログラム] -> [Acronis] -> [Acronis Backup /11 ブータブルメディアビルダ] -> [ブータブルメディアビルダの実行] をクリックします。
- Acronis Backup のメインウィンドウで、[ツール] -> [ブータブルメディアの作成] をクリックします。
- Acronis メディアビルダの [ようこそ] 画面が表示されます。[次へ] をクリックします。
- 次の画面で、ドライブの表示方法を Linux 形式または Windows 形式から選択して、ブータブルメディアの種類を選択します。
WinPE ベースのブータブルメディアの作成方法については、「Acronis Backup & Recovery 11: Acronis メディアビルダを使用した Acronis プラグインを含む WinPE の作成」をご参照ください。
本記事は Linux ベースのメディアの作成を説明するものなので、[Linux ベース] を選択してください。
Linux 形式および Windows 形式のディスクの表示方法の詳細については、「Acronis Backup & Recovery: Linux-like and Windows-like Disk Representation in Acronis Bootable Media」をご参照ください。
- 次の画面で、Linux カーネルのパラメータを入力できます。
通常、コンピュータのハードウェアと Acronis ブータブルメディアとの間に互換性の問題がない限り、この画面で特定のパラメータを指定する必要はありません。「Linux Kernel Parameters」もご参照ください。
このフィールドは空欄のままにして問題ありません。
- [Acronis Backup] をオンにして、Acronis ブータブルメディアに追加します。32 ビットまたは 64 ビットのコンポーネントを選択できます。32 ビット コンポーネントは、64 ビット ハードウェアで機能します。しかし、UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)を使用するコンピュータを起動するには、64 ビット コンポーネントが必要です。
Acronis Universal Restore がコンピュータにインストールされている場合、自動的にブータブルメディアに追加されます。
同じコンピュータに Acronis Disk Director 11 Advanced などの他のアクロニス製品がインストールされている場合、この手順で製品を選択して、ブータブルメディアに追加できます。
- 次の手順では、ブータブルメディアのリモートログオン設定、ネットワーク設定、およびネットワークポートを指定できます。
[リモートログオン設定] に入力しない場合は、プロンプトウィンドウに任意の文字を入力するだけで Acronis エージェントに接続できるようになります。
[ネットワーク設定] と [ネットワークポート] を未設定のままにすると、Acronis ブータブルメディアでは、デフォルトの設定が使用されます。
(!)ネットワーク設定は、Acronis ブータブルメディアから起動した後で変更することもできます。
- Acronis ブータブルメディアを作成する場所を選択します。フロッピーや CD/DVD 上に作成したり、ISO イメージとしてハードドライブに保存したり、Acronis PXE サーバーや RIS サーバーにアップロードしたりすることが可能です。
Acronis PXE サーバーまたは RIS サーバーにメディアをアップロードする場合、次の手順でサーバーがインストールされているコンピュータと、アクセスログイン情報の指定を求めるメッセージが表示されます。
- Acronis Universal Restore の特定のドライバを追加する場合、[追加] をクリックして、*.inf, *.oem または *.sys ファイルが格納されているフォルダを選択します。
(!)異なるハードウェアに復元するためのドライバは、復元処理中にいつでも追加することが可能です。
- 最後の画面で設定の内容を確認し、[実行] をクリックします。
詳細情報
こちらの記事もご参照ください:
- Acronis Bootable Media of Non-Server Acronis Products Does Not Support Server Operating Systems
- Keyboard Navigation in Acronis Bootable Media