ステージングとその使用法
この資料は、以下の製品に該当します。
- Acronis Backup & Recovery 11 のすべてのバージョン
はじめに
Acronis Backup & Recovery 11 では、古くなったバックアップを新しい場所に移動して、ストレージの編成を改善することが可能です。
特定のイベントを契機としたバックアップの移動先を、最大 4 つまで追加で選択できます。
各種ステージで移動先として使用することができる場所は次のとおりです。
最初の移動先 |
2 番目以降の移動先 |
ローカル固定ドライブまたはリムーバブルドライブ |
ローカル固定ドライブまたはリムーバブルドライブ |
ネットワーク共有 |
ネットワーク共有 |
Acronis セキュアゾーン |
RDX ドライブ |
RDX ドライブ |
FTP/SFTP |
FTP/SFTP |
管理対象の格納域(テープ上の格納域は最後の移動先としてのみ使用できます) |
管理対象の格納域(テープ上の格納域を除く) |
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(!)複数のコンピュータに対して集中管理されたバックアップ計画を作成する場合、最初の移動先は、各コンピュータに対して個別に設定できます。最終的な移動先はすべて、すべてのコンピュータに対して同じ場所になります。
解決策
バックアップを移動するためのオプションを使用した保持ルールは、シンプルおよびカスタムバックアップスキームで使用できます。バックアップの保存場所ごとに、それぞれ異なる一連のルールを指定できます。
バックアップ(データ)の移動に関する制限事項
- 簡易ファイル名を使用している場合、このオプションは使用できません。「Acronis Backup & Recovery 10: Simplified Archive Naming」をご参照ください。
- CD/DVD/BD への、および CD/DVD/BD からのバックアップデータの移動はサポートされていません。
- テープからのバックアップデータの移動はサポートされていません。テープは最後の移動先としてのみ使用できます
- 1 つのフォルダを、同じバックアップ計画内で 2 度使用することはできません。
- 保持ルールは、アーカイブに複数のバックアップが含まれている場合に有効になります。保持ルール違反が検出された場合でも、アーカイブ内の最後のバックアップは移動されません。
詳細情報
「Acronis Backup & Recovery 11」もご参照ください。