Check Point ソフトウェアで暗号化したディスクを復元すると、ディスク上のパーティションにアクセスできなくなることがあります
この資料は、以下の製品に該当します。
- アクロニス バックアップソフトウェア
説明
Check Point ソフトウェアで暗号化されたディスクをバックアップすることができます。バックアップを復元すると、次の症状が発生します。
- システムパーティションをオンザフライで暗号化することができなくなります。
- その他のパーティションには、すべてアクセスできなくなります。
使用例
- システムディスクを Check Point ソフトウェアで暗号化します。
- アクロニス ソフトウェアを使用してディスク全体をバックアップします(つまり、ディスク全体のイメージを作成します)。
- ディスクを復元します。
- 復元後、システムの起動時に次のようなエラーメッセージが表示されることがあります。
Pointsec PC Error(Pointsec PC エラー)
An unexpected problem has occurred and P95tray needs to close.(予想していなかった問題が発生しました。P95tray を閉じる必要があります。)
An error report was not generated.(エラーレポートは生成されませんでした。)
Error code:(エラーコード:)0x5001581 (0) - システム以外のパーティションすべてにアクセスできなくなります。
回避策として、Check Point の暗号化を再有効化し、次の手順を実行してパーティションへ再びアクセスできるようにします。
- 復元先のディスク上で prcheck.txt ファイルを探します。
- いずれかのテキストエディタ(メモ帳など)でファイルを開き、次の行を追加します。
ignore old installation = NO
- ファイルを保存します。
- Check Point ソフトウェアを再インストールします。
データの整合性は保持されます。
詳細情報
「Compatibility of Acronis True Image with Encryption Software」もご参照ください。