これは通常の動作です
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説明
Acronis 製品のプロセスの実行中、タスクマネージャにプロセッサ使用率が 100% と表示されることがあります。この現象は、バックアップタスクの実行中などに発生します。TaskService.exe プロセスは、バックアップの作成時に CPU を最大 100% 使用することがあります。しかしその場合も、パフォーマンスや安定性の著しい低下は見られません。
これは通常の動作で、Windows の仕様です。この動作は次のように説明できます。
実行キューには、複数のプロセスがあります。プロセスの優先度は複数の要因によって定義され、各プロセスには CPU 時間の一部が割り当てられます。プロセスは、与えられた CPU 時間を使いきると、キューの最後に配置されます。プロセスのほとんどは特定のイベントを実行しますが、実行状況もまたオペレーティングシステムの応答、データ I/O、ユーザーによる操作などの複数の要因に左右されます。プロセスはいずれも長時間 CPU を使用することがないため、通常は消費される CPU 時間も限定的です。
しかしながら、Exchange データベースファイルの読み込み(「Acronis Recovery for Microsoft Exchange」をご参照ください)や保存場所へのバックアップファイルの書き込みなど、長時間かかるジョブがプロセスによって実行されることもあります。このようなジョブは、ユーザーの介入やオペレーティングシステムの応答を必要としないため、一時停止することなく最後まで実行されます。プロセスがそのようなジョブを実行する間、CPU の空き時間はすべて、Windows によってそのプロセスに割り当てられます。Windows はまたオペレーティングシステムが止まってしまわないように、そのようなプロセスを実行キューの最後に配置します。
詳細情報
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