仮想コンピュータがオンのときには、仮想アプライアンスを使用して独立型ディスクをバックアップすることができません。
事象
- 仮想アプライアンス(Acronis エージェント for ESX/ESXi)を使用して、仮想コンピュータをバックアップします。
- 仮想コンピュータ(どれか1台または複数)がオンになっているときは、次のエラーが表示されて、そのコンピュータのバックアップに失敗します:
仮想コンピュータを開けませんでした([STORAGE] MyVm.vmx)
|追加情報:|--------------------|Error code:103|モジュール:83|行情報:a859dd78cc91dcb0|フィールド: |
メッセージ:仮想コンピュータを開けませんでした([STORAGE] MyVm.vmx)
|--------------------|Error code:103|モジュール:83|行情報:a859dd78cc91dc87|フィールド: |
メッセージ:コンピュータが現在、電源オフでないため、仮想コンピュータの独立した通常ディスクの情報を取得できません。 - ESX コンソールを開いてこの仮想コンピュータのプロパティを確認すると、コンピュータが通常ディスクを使用していることがわかります:
原因
独立型ディスクは、オンの場合にスナップショットを作成できません。これは ESX の制限事項です。
解決法
回避策は 3 つ考えられます:
- 仮想コンピュータで独立型ディスクを使用せず、既存のディスクを読み取り専用ディスク(つまり、非固定のディスク)に変更します。
- 通常ディスクをバックアップする前に、そのディスクを使用する仮想コンピュータの電源をオフにします。
- Acronis Cyber Backup & Recovery の場合: Acronis エージェント for Windows または Acronis エージェント for Linux を実際の仮想コンピュータにインストールします。そうすると、そのコンピュータが [物理コンピュータ] の下に表示されます。
詳細情報
割り当てられた RAW ディスクで、類似の問題が発生する可能性があります。このような問題が発生した場合は、トラブルシューティングの最初のステップとして、まず ESX コンソールでスナップショットを作成してみて動作を確認してください。