適切な権限がないため、スケジューラサービスで USB デバイスにアクセスできません。問題を解決するには、バッチジョブとしてログオンすることを拒否します
この資料は、以下の製品に該当します。
- Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server
- Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server - Virtual Edition
- Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server - SBS
- Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Workstation
- Acronis Backup & Recovery 10 Server for Windows
- Acronis Backup & Recovery 10 Workstation
事例
- 外付け USB ドライブにバックアップするスケジュールを作成します。
- バックアップはスケジュールに基づいて開始されますが、次のようなエラーが表示されて失敗します。
Failed to open the backup location.|Additional info: Error code: 14|Module: 64|LineInfo: 97675718d2b52d17|Fields: path : file:E:\Acronis\|Message: Failed to open the backup location.
Error code: 20|Module: 4|LineInfo: f35f747b3b21fb14|Fields: function : FindFirstFileW, filename : \\?\E:\Acronis\*|Message: Access to the file is denied.
(バックアップロケーションを開くことができませんでした。|追加情報:)
(エラーコード:14|モジュール:64|行情報:97675718d2b52d17|フィールド:パス:ファイル:E:\Acronis\|メッセージ:バックアップロケーションを開くこ とができませんでした。エラーコード:20|モジュール:4|行情報:f35f747b3b21fb14|フィールド:関数:FindFirstFileW、ファイル名:\\?\E:\Acronis\*|メッセージ:ファイルへのアクセスは拒否されました。)
3. バックアップタスクを手動で開始すると、正しく実行されます。
原因
バッチジョブは、外付け USB ドライブにアクセスする権限がありません。
タスクを手動で開始すると、タスクを開始する Acronis スケジューラ 2 サービスが、対話的ログオンを使用してログインします。対話的ログオンでは、バックアップタスクを開始したユーザーと同じユーザーアカウントにログオンされます。このアカウントに外付け USB にアクセスする権限がある場合、バックアップは正しく実行されます。
タスクがスケジュールに基づいて実行されると、Acronis スケジューラ 2 サービスは最初に、バッチジョブとしてログオンします。バッチジョブとしてのログオンできない場合、その代わりに、Acronis スケジューラ 2 サービスによって対話的ログオンが試行されます(つまり、タスクを作成したときに指定したユーザーでログオンされます。「Acronis Backup & Recovery 10:Specifying Task Credentials」をご参照ください)。
解決法
アクロニスのタスクを実行しているユーザーアカウントを、バッチジョブとしてのログオンを拒否するユーザー権限に追加します。