バックアップ計画では、バックアップするデータとそれを適用する 1 台のコンピュータを具体的に指定します。バックアップポリシーでは、バックアップ内容をパラメータで指定したテンプレートを作成し、複数のコンピュータに適用します。
この資料は、以下の製品に該当します。
- Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server
- Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server - Small Business Server Edition
- Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Workstation
- Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server - Virtual Edition
説明
*一部英語版の画面を使用していることをご了承ください。
(!)バックアップポリシーは Acronis Backup & Recovery 10 の Advanced Edition でのみ使用できます。「Acronis Backup & Recovery 10 Editions」もご参照ください。
バックアップ計画を作成するには、Acronis エージェントに接続します。
バックアップポリシーを作成するには、Acronis 管理サーバーに接続します。
バックアップ計画とは、指定したコンピュータ上で指定したデータを保護する方法(および具体的な保護対象データ)を定義したルールのセットです。バックアップ計画は、1 台のコンピュータにのみ適用できます。
バックアップポリシーは、バックアップ計画と同じルールが含まれているテンプレートですが、バックアップするデータ項目の内容が具体的に指定されていない場合があります。代わりに、環境変数などの選択ルールを使用することができます。バックアップポリシーは、複数のコンピュータに適用することができます。
バックアップ計画では以下を指定します。
- バックアップするデータ(パーティション C:\ など)
- バックアップアーカイブの保存場所(管理対象の格納域など)
- バックアップスケジュールおよび保持ルール(オプション)を含むバックアップスキーム(毎月 1 回のバックアップ、3 か月を超える古いバックアップの削除など)
- (オプション)アーカイブのベリファイルール(前回のバックアップのみのべリファイなど)
- バックアップオプション(バックアップの前後に実行するコマンドなど)
バックアップポリシーの使用ワークフローは次のとおりです。
- Acronis 管理サーバーでバックアップポリシーを作成します。
- ポリシーを複数のコンピュータまたは 1 台のコンピュータに適用します。
- Acronis 管理サーバーがポリシーをコンピュータに配置します。
- コンピュータにインストールされている Acronis エージェントが各コンピュータ上で、選択ルールを使用してデータ項目を検索します。たとえば、選択ルールが [すべてのボリューム] の場合は、コンピュータ全体がバックアップされます。
- コンピュータにインストールされている Acronis エージェントが各コンピュータ上で、ポリシーで指定された他のルールを使用してバックアップ計画を作成します。このようなバックアップ計画は、集中管理用計画と呼ばれます。
- コンピュータにインストールされている Acronis エージェントが各コンピュータ上で、計画を実行する集中管理タスクのセットを作成します。
詳細情報
こちらの記事もご参照ください:
- Acronis Backup & Recovery 10:Forcibly Removing Backup Policies from the Acronis Management Server
- Acronis Backup & Recovery 10:Backup Policy [SYSTEM] Backs Up the Windows Server 2008 R2 and Windows 7 100 MB Partition
- Acronis Backup & Recovery 10:Deployed Backup Policy Fails with "The given URI is empty"