この記事では、Windows Vista または Windows Server 2008 上で実行されているアクロニス製品で、シャットダウン/ログオフ時にタスクを実行するように設定できない理由について説明します。また問題の回避策も示します
事例
アクロニス製品を Windows Vista、Windows Server 2008、または Windows 7 で使用している場合、シャットダウン時またはユーザーのログオフ時に、スケジュールされたタスクを実行するように設定するオプションがありません。
原因
Windows Vista、Windows Server 2008、または Windows 7 の Winlogon サービスは、以前の Windows オペレーティングシステムと大きく異なります。Windows Vista、Windows Server 2008、または Windows 7 に関連付けられたスケジュールされたタスクは GUI で無効にされています。
解決法
Acronis True Image の [前後に実行するコマンド] オプションを使用して、問題を回避することができます。
- タスクのスケジュールウィザードを実行します。
- [バックアップオプションの選択] ステップで、[オプションを手動で設定する] を選択します。
- [前後に実行するコマンド] をクリックします。
- [コマンドを使用する] オプションを選択します。
- [バックアップ処理後] フィールドの横の [編集] ボタンをクリックします。
- [処理後に実行するコマンド] を次のように入力します。
コマンド:shutdown
作業ディレクトリ:C:\Windows\System32\
引数:-s
このコマンドにより、バックアップ処理が完了すると、コンピュータが自動的にシャットダウンされます。
Acronis Backup & Recovery 10 では、この回避策と一緒に [処理完了時にバックアップ アーカイブをベリファイする] オプションを使用できないので注意してください。処理の後に実行するコマンドは、べリファイ処理の後ではなく、バックアップ終了後に実行されます。
詳細情報
[引数] フィールドには、他の shutdown コマンドパラメータも入力できます。パラメータの完全なリストについては、次をご参照ください。