サードパーティプログラムによって Microsoft Exchange Server ログが切り捨てられています
この資料は、以下の製品に該当します。
- Acronis Recovery for MS SQL Server
事例
*一部英語版の画面を使用していることをご了承願います
- Acronis Recovery for MS SQL Server で差分バックアップまたはトランザクションログのバックアップを実行します。
- 次のようなエラーメッセージが表示され、バックアップジョブが停止します。
'(ローカル)Databse1' Microsoft SQL データベーストランザクションログのバックアップを実行できません。前のバックアップの情報がないか前のバックアップの情報と既存のトランザクションログが一致していません。差分バックアップを作成します。
または
次の Microsoft SQL データベースのバックアップを作成できません。'(ローカル)Databse1'。理由: 前のバックアップに関する情報がないか無効です。データベースの完全バックアップを作成します。
原因
サードパーティソフトウェアが SQL Server をバックアップまたは使用し、処理のログを切り詰めているために、Acronis Recovery for MS SQL Server がバックアップすべき変更されたデータを識別できません。
Acronis Recovery for MS SQL Server がバックアップを作成する際、処理のログを切捨てて、バックアップされた最後のトランザクションが記録されます。次の差分バックアップまたはトランザクションログが開始されると、プログラムはトランザクションログ内で対応するエントリを探して、最後のバックアップ以降に変更されたデータを識別します。異なるプログラムが 2 つのアクロニス バックアップの間の処理ログを切り捨てた場合、トランザクションログ内の必要なエントリが失われます。この場合、プログラムが前のバックアップに関する情報がないことを報告します。
解決法
バックアップ処理が競合する可能性があるので、複数のサードパーティバックアップツールを同時に使用することはお勧めできません。
SQL Server のバックアップ用のサードパーティソフトウェアと Acronis Recovery for MS SQL Server を併用する必要がある場合は、次の 2 つの回避策があります。
- 完全バックアップのみが含まれるように Acronis Recovery for MS SQL Server のバックアップ計画を再設定します。
- [バックアップの種類の置換] の設定を変更します。[ツール] -> [オプション] -> [デフォルトのバックアップオプション] -> [バックアップの種類の置換] を選択し、[指定した種類のバックアップが作成できない 場合、別の種類のバックアップの作成を試みる] を選択します。
このオプションが有効になっていると、Acronis Recovery for MS SQL Server は、トランザクションログのバックアップが利用できない場合に差分バックアップの作成を試行します。差分バックアップが利用できない場合は完全バックアップが作成されます。
詳細情報
こちらの記事もご参照ください:
- Backup Technology Used in Acronis Recovery for MS SQL Server
- Defining Backup Strategy with Acronis Recovery for MS SQL Server Assistant
その他ご不明な点がある場合またはサポートが必要な場合は、アクロニス カスタマーサービスにお問い合わせください。