サードパーティプログラムによって Microsoft Exchange Server ログが切り詰められています
この資料は、以下の製品に該当します。
- Acronis Recovery for Microsoft Exchange
- Acronis Recovery for Microsoft Exchange SBS
事例
- Acronis Recovery for Microsoft Exchange を使用してインフォメーションストアの増分バックアップを実行します。
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次のようなエラーメッセージが表示され、バックアップジョブが停止します。
次の Microsoft Exchange ストレージグループの増分バックアップを作成できません。'グループ 1'。理由: 前のバックアップに関する情報がないか無効です。ストレージグループの完全バックアップを作成します。
または
ログファイルチェーンが破損しています。ファイル 'xxxxxx.log' が見つかりません
- 増分バックアップの代わりに完全バックアップが作成されます。
原因
サードパーティソフトウェアが Microsoft Exchange をバックアップまたは使用し、処理のログを切り詰められているために、Acronis Recovery for Microsoft Exchange がバックアップすべき変更されたデータを識別できません。
Acronis Recovery for Microsoft Exchange がバックアップを作成する際、処理のログを切捨てて、バックアップされた最後のトランザクションが記録されます。次の増分バックアップが開始されたときに、プログラムはトランザクションログ内で対応するエントリを探して、最後のバックアップ以降に変更されたデータを識別します。異なるプログラムが 2 つのアクロニス バックアップの間の処理ログを切り捨てた場合、トランザクションログ内の必要なエントリが失われます。この場合、プログラムは前のバックアップに関する情報がないことを報告し、バックアップの整合性を保持するために代わりに完全バックアップを作成します。
(!)完全バックアップ用の十分な容量がない場合はバックアップ処理が失敗します。
解決法
バックアップ処理が競合する可能性があるので、複数のサードパーティバックアップツールを同時に使用することはお勧めできません。
Microsoft Exchange のバックアップ用のサードパーティソフトウェアと Acronis Recovery for Microsoft Exchange を併用する必要がある場合は、次の 2 つの回避策があります。
- エラーメッセージを無視することができます。増分バックアップの代わりに完全バックアップが作成されます。
- 完全バックアップのみが含まれるように Acronis Recovery for Microsoft Exchange のバックアップ計画を再設定します。
詳細情報
こちらの記事もご参照ください:
- Defining Backup Strategy with Acronis Recovery for Microsoft Exchange Assistant
- Microsoft Exchange Server Backup Methods
その他ご不明な点がある場合またはサポートが必要な場合は、アクロニス カスタマーサービスにお問い合わせください。