説明
Acronis Backup & Recovery 10 クリーンアップユーティリティとは、Acronis Backup & Recovery 10 とそのコンポーネントを Windows から削除するコンソールアプリケーションです。
(注)Acronis Backup & Recovery 10クリーンアップユーティリティは、 通常のアンインストール(ウインドウズのコントロールパネルからAcronis製品を削除)に失敗する場合にのみ使用するツールです。
本ユーティリティは、Windows 2000 以降に用意されているコマンドラインインタプリタ(cmd.exe)のプレーンコマンドを使用して作成されています。
サポート対象製品
- Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server(Acronis エージェント for Linux を除く)
- Acronis Backup & Recovery 10 Server for Windows(スタンドアロン版)
- Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server - Small Business Server Edition
- Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Workstation
- Acronis Backup & Recovery 10 Workstation(スタンドアロン版)
- Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server - Virtual Edition(Acronis エージェント for Linux を除く)
サポートされるオペレーティングシステム
- Windows 2000 Professional
- Windows 2000 Server
- Windows 2000 Advanced Server
- Windows Server 2003 32/64 ビット版
- Windows Server 2008 32/64 ビット版
- Windows SBS 2003
- Windows SBS 2008
- Windows XP 32/64 ビット版
- Windows Vista 32/64 ビット版
- Windows 7 32/64 ビット版
サポート対象言語
- すべて
インストール
このユーティリティはインストールする必要がありません。
使用法
(!) Acronis セキュアゾーンにバックアップアーカイブがある場合、このユーティリティで Acronis セキュアゾーンは削除されません。Acronis セキュアゾーンが空の場合は削除されます。
(!)マシンに他のアクロニス製品がインストールされている場合は、それらの製品も影響を受け、機能しなくなります。
(!)ユーティリティを実行すると、Windows Explorer のウィンドウがすべて閉じる場合があります。
(!)このユーティリティでは、Acronis Backup & Recovery 10 で作成された SQL データベースが削除されます。
このユーティリティでは、Acronis Backup & Recovery 10 のすべての Windows コンポーネントをマシンからローカルに削除します。リモートのアンインストールは実行されません。
- ユーティリティをダウンロードして展開します。
- [スタート] -> [ファイル名を指定して実行] をクリックして、cmd と入力します。ユーティリティを保存しているフォルダを参照します。
- 次のコマンドのいずれかを実行し、ユーティリティを実行します。
- ユーザーによる操作でユーティリティを実行する場合:
abr_cleanup.exe --clean
--clean パラメータを指定して実行すると、製品とそのコンポーネントを削除するかどうかの確認が求められます。必要に応じて、マシンを再起動するようにも求められます。
- ユーザーによる操作なしでユーティリティを実行する場合:
abr_cleanup.exe --clean --quiet
--clean --quiet パラメータを指定して実行すると、製品とそのコンポーネントがユーティリティによって削除されます。確認を求められることなく、必要に応じてマシンが再起動されます。
-
Acronisセキュアゾーンを残したまま、ユーティリティを実行する場合:
abr_cleanup.exe --clean --keep-asz
-
システム上にAcronis SnapAPIドライバを保持したまま、ユーティリティを実行する場合:
abr_cleanup.exe --clean --keep-snapapi
- ユーザーによる操作でユーティリティを実行する場合:
4.必要なパラメータを指定してコマンドを実行すると、マシン上で検出される製品のすべてのコンポーネントがユーティリティによって削除されます。
(!)Acronis クリーンアップユーティリティを実行した後は、マシンを再起動しないことをお勧めします。 スタート>実行>regeditと進み、以下のレジストリキーにsnapman*,tdrpman*,timounter*が存在しないことをご確認ください。
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Class\{4D36E967-E325-11CE-BFC1-08002BE10318} -> UpperFilters and LowerFilters
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Class\{71A27CDD-812A-11D0-BEC7-08002BE2092F} -> UpperFilters and LowerFilters
該当する値が存在する場合は、マシンを再起動する前に、値を削除してください。
詳細情報
こちらの記事もご参照ください:
未使用のライセンスを解除するには:
1. Acronisライセンスサーバの管理コンソールを起動します
2. ライセンスの管理>使用済みのライセンスの管理をクリックします
3.登録を解除したいライセンスを選択し、「ライセンスの解除」をクリックします:
(!)以下の点にご注意ください:
・Acronisのライセンスポリシーに基づき、バックアップに使用していないライセンスのみ解除を行うことができます。 未使用のライセンス、もしくはAgentのインストール時に使用しバックアップを行っていないライセンスが対象となります。
・試用版のライセンスを削除することはできません。Acronisライセンスサーバに製品版のライセンスが登録されると、Acronis Agents は試用版のライセンスの代わりに製品版のライセンスを使用します。