14945: AcronisInfo ユーティリティ

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Last update: 28-12-2021

AcronisInfo は、ユーザー権限の割り当てリスト、Windows イベントログ、Msinfo32、Acronis レジストリキー、Acronis ログ、Acronis スケジューラレポート、Acronis ディスクレポート、およびユーザーの Active Directory グループのリストを自動的に収集するユーティリティです。

サポートされるオペレーティングシステム:

  • Windows 2000 およびそれ以降

Linux システム上から必要な診断情報を収集したい場合は、Linux システムレポートをご参照ください。

AcronisInfo は、以下に示す診断ファイルを収集して、一時フォルダに格納し、AcronisInfo.zip に保存するコマンドライン アプリケーションです。その後、一時フォルダは削除されます。Acronis カスタマーサービスの担当者に、AcronisInfo の出力の提供を頼まれる場合があります。

AcronisInfo は、殆どのAcronis 製品に統合されています:

AcronisInfo の使用方法

他の製品をご使用の場合、あるいは、システムレポートを生成するために製品を起動できない場合は、以下の手順に従ってください:

  1. ご使用の Windows のバージョンに合った AcronisInfo をダウンロードします:

    SystemInfo ユーティリティ(64ビット版の Windows 用)をダウンロード

    SystemInfo ユーティリティ(32ビット版の Windows 用)をダウンロード
     

  2. 実行ではなくファイルの保存を選択します:
  3. ファイルをデスクトップまたは他の任意のフォルダに保存します。
  4. それから、このファイルを保存したフォルダを開き、ファイルをダブルクリックして実行します。(!)管理者ではない場合は、必ずこのツールを管理者権限で実行してください(ツールを右クリック -> [管理者として実行])。
  5. セキュリティ警告が表示された場合はそれを受け入れて続行します。
  6. ユーティリティの操作が開始されます。5分ほどかかる場合があります。

  7. 収集された情報は、AcronisInfo ユーティリティを保存したフォルダの systeminfo<日時>.zip ファイルに格納されます。

(!) SnapAPI ドライブがインストールされていない場合、disk_report.txt は空白になります。この場合は、Acronis レポート で説明している手順に従ってレポートを作成してください。

AcronisInfo の実行には、5分ほどかかる場合があります。

次の点にも注意してください:

 

  • AcronisInfo ユーティリティは、問題が発生したコンピュータ上で実行する必要があります。例えば、リモートバックアップに問題が発生した場合は、Acronis 管理コンソールがインストールされたコンピュータではなく、Acronis エージェントがインストールされたコンピュータでユーティリティを実行します。
  • どのコンピュータから情報を取得すべきかわからない場合は、失敗した処理に関係しているすべてのコンピュータ上で AcronisInfo ユーティリティを実行します。
  • 場合によってはさらに SnapAPI ログ、MS SQL データベースログなどの一部の情報を手動で収集する必要があります。収集する必要がある場合は、Acronis カスタマーサービスの担当者が通知します。
  • 作成されたアーカイブ内の情報に一貫性があることを確認します。

 

AcronisInfo によって収集される項目の一覧:

  1. ユーザー権限の割り当てリスト
    ローカルセキュリティポリシー > ローカルポリシー > ユーザー権限の割り当てリストをエクスポートします。
    方法: secedit /export /areas USER_RIGHTS /cfg %dist_folder%\rights_assign.txt

  2. Windows イベントログ
    システムおよびアプリケーションログを .evt 形式でエクスポートします。
    方法: wmic nteventlog where "Logfilename = 'System'" Call BackupEventLog "%dist_folder%\syslog.evt"
    wmic nteventlog where "Logfilename = 'Application'" Call BackupEventLog "%dist_folder%\applog.evt"

  3. Msinfo32
    Msinfo32 を .nfo ファイルとしてエクスポートします。
    方法: "%CommonProgramFiles%\MICROS~1\MSINFO\msinfo32.exe" /nfo %dist_folder%\msinfo32report.nfo

  4. Acronis レジストリキー
    HKLM\Software\Acronis for windows または HKLM\Software\Wow6432node\Acronis をエクスポートします。
    方法: regedit /E %dist_folder%\acro_reg.reg “…registry_key…”

  5. Acronis ログ
    %ALLUSERSPROFILE%\Application Data\Acronis および %ALLUSERSPROFILE%\APPDATA\Acronis の内容をコピーします。
    方法: フォルダをコピーします。

  6. Acronis スケジューラレポート
    get report > %dist_folder%\schedreport.txt コマンドを実行します。
    方法: schedmgr を呼び出します。

  7. Acronis ディスクレポート
    SnapAPI を使用してハードディスク構造に関する情報を収集します。
    方法: SnapAPI を呼び出します。

  8. ユーザーの Active Directory グループのリスト
    特定のドメインユーザーについて、そのユーザーが含まれるグループのリストをエクスポートします。
    方法: ADCI/LDAP を使用します。

  9. RSoP
    ドメイン内のポリシーの結果セットを収集します。
    方法: gpresult /z > gpresult.txt

コマンドラインでの AcronisInfo の実行

例:

AcronisInfo.exe C:\AcronisInfo.zip

特定の項目の収集の停止

例:

AcronisInfo.exe C:\AcronisInfo.zip no_diskrep

  • -no_ra: ユーザー権限の割り当てがオフになります。
  • -no_syslog: Windows イベントログがオフになります。
  • -no_msreport: Msinfo32 がオフになります。
  • -no_acroreg: Acronis レジストリキーがオフになります。
  • -no_acrolog: Acronis ログがオフになります。
  • -no_schedrep: Acronis スケジューラレポートがオフになります。
  • -no_diskrep: Acronis ディスクレポートがオフになります。
  • -no_ad: ユーザーの Active Directory グループがオフになります。

アーカイブ化前の大きなファイルの削除

例:

AcronisInfo.exe C:\AcronisInfo.zip -filter 1

  • -filter(MB 単位のサイズ)は、指定したサイズを超えるファイルが出力のレポートに含まれないようにします。

AcronisInfo を収集した後、作成された .zip ファイルをご自分のサポート リクエストに添付して、Acronis カスタマーセンターへお問い合わせください

 

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